SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

香の香 七

2006-01-20 07:07:58 | 
大寒となり 蕗のとう花咲く 候となりました(梅6輪)
寒さも極みの大寒ですが、五時の陽が明るくなりました。
日毎に陽が伸びるにつれ春が近づいてくるようで嬉しいです。
今日は香の香七、下付け のお話をいたしましょう。

記録紙には連中のお名前の下にお答を書きます。その下に普通は当たった点数が朱筆で入れられます。全問正解は『皆』と書かれます。
下付けはこのお答えをその組香で決まった言葉で書くことを言います。
これも聞きの名目と同じ意図で工夫されたものです。
例えば 『山桜香』の下付けは 皆の時は桜そろう 外れの時は 桜散る 『星合香』の下付けは 皆の時は 七夕 牽牛と織女が当たりの時は 星合い 外れは 大雨 です。 七夕の逢瀬も大雨でお流れになったと言うわけです。
このように下付けがあることで 正解不正解も景色の一つになるわけです。
どう?楽しそうでしょ?
香の香 本日はこれまでに item4

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1 コメント

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Unknown (もこ)
2006-01-21 22:13:02
正解不正解を表す言葉も、とても素敵!ただ当たり・外れでは味気無いけど、その組香に因んだ言葉で表してもらうと全然違いますね!牽牛と織女が当たったときの「星合い」なんて最高~。なんだかすごくロマンチックです。その言葉だけで香りの雰囲気が漂ってきそうな…。本当にいろんなことで楽しみがありそうですね!
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