SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

京都国立博物館・香道具展

2007-03-26 00:02:44 | 








桜始めて開く候となりました
 
庭の桜も急に色を増してあと二、三日で咲き初めそうです。鶯も鳴いて春もうららと思っていましたら地震のニュースにのどかさも消えていきました。災害地の皆様が早く立ち直れるよう願うばかりです。

この写真は先日京都国立博物館へ行った折前庭の桜を撮りました。空は春色ですのに底冷えする寒い日でした。鴨川沿いには柳が芽吹いて、花桃が色を添えていました。

博物館へは香道具の展示を見に行きました。
個人の寄贈の品々には伝書や中が見られなくて歯がゆい香木の包などゆかしいものがいろいろありました。図録がないので三時間近く一生懸命写しました。
寄贈のお道具は昭和のものでしたが、つい今しがた過ぎ去ったような昭和もなんだか遠い時代のように思えるほど重みがありました。
伝統の柄のお道具を受け継ぐことはその伝統を継ぎ守ることであり受け継ぐ方の責任の重みをも示しているように思えました。
貴重な展示物であり、わざわざ日帰りで出かけた甲斐もあったと思っています。



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4 コメント

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Unknown (m-tamago)
2007-03-26 12:31:15
いい展覧会をやっているのですねー。
図録がないとは珍しい。
私も美術館に行くと2-3時間平気でいて、写しまくっています。図録があるとつい買って安心してしまうので、いい勉強になります。
またご紹介くださいね。
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Unknown (yaya)
2007-03-27 06:55:54
m-tamagoさんも美術館お好きなのですね。この展示はもう終了してしまいましたが以下にコピーを致しました。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/index.html

【2007年2月15日(木)~3月25日(日)
原口喜美子氏寄贈 志野流香道具

 今回紹介する香道具一式は、昭和56、58年の2度にわたって、東京の原口喜美子氏
からご寄贈いただき、当館歴史資料として保管されてきました。日本における香は、
室町時代以降、文学との関わりを深め、洗練された芸道として発展しました。志野流
は御家流とならんで香道を代表する流派です。原口氏の寄贈品には、志野流香道を皆
伝した人物が所持すべき道具のほとんどすべてを含みます。江戸時代の終わりから昭
和時代までの雅やかな香道具を、どうぞお楽しみください。】

お香道具はなかなか見られませんし、まして個人蔵のものなどはこうしたチャンスでもないと拝見できません。常設のお部屋での展示でしたのでカタログも無くて残念でした。


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Unknown (中川芙蓉子)
2007-03-29 13:06:16
京都の桜拝見しました。この数日の暖かさでいっきに桜が咲き始めました。わたくしも昨夜世田谷区の
妙法寺の夜桜見物に行ってきました。
デジカメを持っていないので写真はお見せできませんが、しだれ桜の大木と大島桜のかなり大きな木が
一杯に花を咲かせ大変美しかったです。
我が家の庭にも亡き夫が好きだった桜を植えましたが、ソメイヨシノではなくどうやら大島桜のようです。もう20年以上たちますので年々大きくなって
狭い庭には収まりきれなくなるのでは、と思われます。
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Unknown (yaya)
2007-03-29 20:21:58
過日は同年齢くらいに思われて親しみが湧いて楽しい車中となりました。芙蓉子さま。
桜にはそれぞれのドラマがありますが、桜を好んだご主人さまがお亡くなりだと一入「さまざまこと思い出す桜かな」の感が深いことでしょう。
私も父と桜狩した京の旅を思いだします。
庭の桜もいっきに咲き揃いました。明日からの旅ではどんな桜が見られることでしょう。楽しみです。いってきま~す。

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