今日の結びは文書等の秘密保持の為の封じ結びです。
この巻の数は結んだ人しか分かりません。数に奇数偶数の決まりもないようです。
封じの結びは茶壷の結びがそうです。お茶は口に入るものですから毒物の混入を防ぐ為に開封されたらすぐに判明する仕掛けです。
茶壷は「茶壺道中」でも分かるようにその行列は人並以上の格式があり、結びも威厳があります。人を近寄り難くして中身の保全を図っているのでしょう。いつかこれを結んでみたいと思っています。他にも軸物、巻物、刀剣、楽器、行器(ほかい)貝桶の結びもあります。(貝桶の結びは3月の雛関連でアップしました(http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/20060306/archive)が他の結びは又の機会にお見せ出来ればと思います。
加筆(17時30分)
もう50余名の方が見て下さったと言うのに遅まきながらすみませんが書き添えます
この結びは複雑そうですが右の紐を引くとサラサラと引き解けます。ちょっと感激です。又グルグルと巻けば巻くほど紐が捩れて締まってきます。これも結んでみて分かる事でした。引き解けも締まるのも機能として実に優れていると思います。
bearさんいつも楽しいコメントありがとうございます。
結びや包み、日本のすばらしい文化ですね!
私は茶道を習っており、先日も口切茶事があり、茶壷の結びを勉強したところです。
他にも茶道具には結びが欠かせないし、普段の生活でも日本の美しい結びや包みを大切にしたいと思っているので、これからこちらで勉強させて頂きます。
宜しければ是非拙ブログにも一度遊びにいらして下さい。
こちらこそいろいろお茶のこと楽しみに伺わせて頂きます。よろしくお願い致します。
はじめまして!とても素敵な結びをこんなに作っていらっしゃるのですね、とても感動致しました。
この封じ結びは、どのように結ぶのですか?
記載されている書籍など教えて頂けますか?
早速ですが掲載の本はSAKURAにも載せました「包結図説」の改定版がお勧めです。国書刊行会から出ています。
「包結図説」はとても丁寧に封じ結びは図が大きく出ています。
他にも「結び方手帳」や「結び方全書」(武内元代編)もありますが最近の本は改定されると貝桶の結びなどあまり実用でないものは削除されているようですので内容を確かめてからお求め下さい。
今、藤原覚著の「日本の結び」を見ながら掲載の結びを全部結んでみようかと思っているところです。これは5センチほどの厚みのある本ですから相当年月が必要そうですが~~
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