SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

KAMON-ORI  7 九角

2006-09-22 07:00:18 | 






昨日金木犀の香りを聞きました。まだその時期ではないのでボーと歩いていましたら香りが流れてきて思わず当りを見回しました。昨年より10日ばかり早いでしょうか。駅までの道はずっと香りの帯が続くのですが、昨日はまだその家だけでした。金木犀の香りを聞きつつ月夜の晩はついそそろ歩きに出たくなります。丁度お月さまが膨らむと共に香りも盛りになる事でしょう。

今日は9角です。花紋折の創始者 内山氏は昭和42年9月22日に90歳で天に召されたとか。 今日はお命日にあたります。こうして氏の教えを細々継いでいる者もおります とお伝えしてご冥福をお祈りしたいと思います。
写真の左は、九角の紙と六角の紙を重ねておりました。角数が違うのでまとまりなく見えますが、三角形の形が二組あるのが少し分かるかと思います。こんなことも出来ます。後日、四角の紙を底辺が6角と8角で折ったものもアップ致しますがそれと同じ要領です。



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5 コメント

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Unknown (浮羽)
2006-09-22 08:34:31
重ねの色目も楽しく、いつも拝見しております。角数がちがっても重ね折りができるのですね。微妙な形が加わり、目を見張る面白さです。試みてみます。
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Unknown (風花)
2006-09-22 11:39:15
金木犀の香りに包まれての月夜のお散歩、すてきでしょうね。こちらでは叶わぬことなのでよけいに憧れます。
花紋折、美しいですね~。毎回楽しみに拝見しております。
紹介していただいた六角形の花紋折、試してみました。最初の六角形つくりと裏の出る方の折がなかなか解らなかったのですが、なんとか折ることができました。何回か練習したら二枚重ねを折ってみたいと思っています。
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Unknown (yaya)
2006-09-22 13:12:40
浮羽さん、風花さん、お久しぶりです。しばらく投稿がなく淋しく思っておりました。
実は説明が悪いのでお試し頂けないのかと思っていたところでしたのでお二人のコメントはとても嬉しいです。

二枚の紙を重ねる時は底辺の3分の1以下くらいの長さの両面テープでとめて下さい。
あまりピッタリとめると余裕がなくて動かなくなります。最初からカッキリ筋目をつけてしまうと融通が利きませんから初めはちょっと押さえるくらいにして上手く納まったらしっかり筋をつけた方がいいですよ。

洋紙だと何度も線はつけられませんが和紙だと結構折り直した筋目が目立ちません。洋紙よりずっと折り易くてやはり和紙は優れています。
もみ紙だともっと目立ちませんよ。

ともかく花紋折は正確な多角形を描くことです。少しの違いでも折ると目立ってきます。私もここへ来るまでに10年以上かかっていますので気長に何度も挑戦してみて下さい。綺麗に折るにはそれしかありません。
質問があったらメールして下さいね。リンクしておきました。

風花さん、御地では金木犀もう咲いているのではありませんか? 
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Unknown (風花)
2006-09-22 20:46:47
二枚重ねについて詳しく書いてくださってありがとうございます。
和紙は折っていても手触りが優しくて出来上がったものも洋紙より良く見えるように思います。

金木犀、残念ながら北海道にはないのです。
小説や写真でしか知らない花・・・いつか香りの中を歩いてみたいです。
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Unknown (yaya)
2006-09-23 07:11:26
金木犀、御地にはないのですか~風花さん。北限があるのですね。我が家の金木犀も咲き出して、今年は満月前に花の盛りが終わってしまうかもしれません。台風が来ると花を散らせてしまいますし~ 台風の翌日は黄色い絨毯のようになって遠くからでも木の存在が分かるのですよ。

私もまだ出来ない花紋折もありますからまだまだ勉強です。風花さんも頑張っていろいろな形に挑戦してみて下さいね。
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