継ぎ紙

　早　霜月となりました。
ブログを始めて3ヶ月、毎日何を書こうか悩みます。今日は３０日の「やまとうたは～」にA子さんから高野切れのお話が出ましたので継ぎ紙のお話をしたくなりました。
　継ぎ紙は紙のパッチワークと考えて下さると分かり易いと思います。西本願寺本三十六人家集と言う国宝がありますがこれは実に綺麗なものです。種類の違った紙を切り継、重ね継、破り継、などで貼り合せその上に鳥や蝶、柳、桜など季節の折枝を描き模様したり、野毛や砂子などの切箔を撒き散らします。
私はこの世界に憧れて紙を染めて料紙も作りましたが、思い続けた念が通じたのか田中親美さんの復刻本を１５、６年前に手に入れました。私の宝物です。ちょっとその世界を覗いてみて下さい。
http://homepage2.nifty.com/tsugigami2/main/gallery.html　 http://www.jade.dti.ne.jp/~norio/tugi.html　このままクッリして下さい。うとっりするでしょ～？　　　
この紙で香包みなど作っています。お道具もこれを模した意匠です。

A子さんの「あゆみ」へのメールは、皇居の売店のお話から古今集、継ぎ紙へと繋がって、月見さんが送ってくれた昨日の写真やKOMUちゃんの写真、折りよく咲いてくれた秋明菊など、自然にブログ更新の道が開けています。皆さんの協力でなんとか繋いでいるブログです。これからもよろしくお願い致します。