大寒となり蕗のとう花咲く候となりました。
大寒とは言え厳しい寒さです。雪になるのかしんしんとしています。降るでしょうか。
これは草の熨斗を付けた草の相生結びです。
金銀ですが本数を五本にしました。紙は奉書を使い、折り方も赤をほんの少し見せた軽い包方にして草の感じにしてみました
草の結びは中の交差に特徴があり立涌のようなよろけがあります。
どうもスクロールでは真行の違いがはっきりしないようなので先日コメントで少し触れておきました。
結びや熨斗には真行草がありますが、折り方については見かけません。「これが真」と言う決まった折り方はないようです。先に掲載した行の包方を真で使っても問題がありません。今回は赤の部分が多いほどめでたさが出るようなので赤の分量が多いものから真、行としてみました。
檀紙、奉書のサイズで折ると折り上がりのサイズが決まってきますので大きさは三つともほぼ同じです。
包、折、熨斗は三身一体のようなものですが、その組み合わせによってさまざまな工夫がこらせます。相手のことを考えながら相応しい姿に整える柔軟さがよき知恵だと思います。
「草の相生結び」と言うのは真行草の草で水引の結びです。
>草(茅)の結び方を探しています。
と言う茅の結びとは違うようです。
どのような結びをお探しか分かりませんが菰を菱編みしたことがありますが難しいです。 麦稈真田編みと言います。
今年8月に草(くさ)結びを載せましたがこれは夏休みの子供用のお遊びです。
「草の相生結び」は婚礼用の格調高い結びなので水引で結ぶのはとても難しいものですが、もし結び方をお知りになりたいようでしたら本の写真を添付します。でもこれも丁寧なものではないので見ただけで結べるようになるのは簡単ではありません。
ちょっと趣旨が分からずこんなご返事ですみません。
床の間の飾り方にもありますし、掛け軸の仕立てもそうです。
お香では香炉に付けるお箸目にもあります。それに陰陽五行が加わってややこしいことになりますが、そうした細かなしきたりを継承することで日本の文化は権威つけられていたのかもしれません。
真行草を検索しましたら日本家屋の床の間にも真行草の作りがあるようです。
時代劇を見るときにそんなところも気をつけて見てみるのも面白いかと思いました。