
袈裟結びです。
お坊さんの袈裟や訶梨勒に結びます。訶梨勒も作りましたのでいつかアップしたいと思います。
これに似た結びに六葉結びがありますが、これはあわじ結びの連続の間がもっと離れています。結び方は同じであわじ結びが六つ繋がります。
この写真の袈裟結びと、結び五の裏菊結びは繋がっていて、結んでもう15年も経つのですが全く形崩れがありません。正絹なので弛むこともなく、無造作に仕舞ってあるのに取り出すとシャンとしていて形直しの必要もありません。(こうして見ると薄汚れて年代が出ていますね。)
手本の結びがほとんど出来るようになったのでその集大成のつもりで作りました。紐は15メートルくらいの長さだったと思います。それを半分にして約7.5メートの紐で六つか七つの結びが出来ました。出来上がりで1.4メートルくらいでしょうか? 紐が長くて扱い難く初めてのことで苦労したのも随分昔になりました。袈裟結びの上の結びは菊結びです。
ところで、15年ってとっても長いようですが経ってみれば短いものです。
「熊谷陣屋」ってお芝居がありますが、熊谷直実が無情を感じて出家して花道で「16年は夢だ~」と言う有名な科白がありますが、全く夢の間です。
「折と結」をライフワークにして20年、やっとこれくらいのことが書けるようになりました~ 牛歩ですがこれからも続けていきたいと思っています。