SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

小菊の花包

2008-09-02 00:01:48 | 












禾実る候となりました

長月となりました。
朔日は二百十日、海外ではグスタフなるすさまじいハリケーンが襲来しました。いよいよ野分の到来シーズンです。

長月草は菊の花をさしますので今月の花包は小菊の花包にしてみました。

糸のように細い花弁がたよやかな嵯峨菊は是非包んでみたい花の一つですがなかなか手に入りません。
嵯峨菊は嵯峨天皇が愛でた花として嵯峨御所の中に自生していた野菊です。撫子合わせや菊合わせなど殿上人が好んだ花合わせにはこの花も登場したことでしょう。ゆかしい花です。

今月、九月の別名には
季秋 長月 玄月  色どり月  小田刈月(おだかりづき) 菊咲月  菊月  菊間月 寝覚月  梢の秋 紅葉月  晩秋  暮秋  涼秋 詠月 無射(ぶえき) などあります。