桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

一家の歴史を知る庭

2015-05-31 20:30:29 | 庭・植物の事
後志の方にある祖父母の家に顔を出して来ました。
高橋さんと二人で顔を出せたのは、祖父の葬儀以来の事でした。

子どもの頃、夏・冬休みはほとんどこの家で過ごしました。
近くに海も山もあり、広い畑もあってずっと外で遊んでいた様な気がします。

今は脚や腰の曲がった祖母が独りで住んでいます。
家の裏にあった広いブドウ畑は数本を残して取り払い、今は出来る範囲でこじんまりと家庭菜園をしています。
立派なプラムの樹が懐かしいです。祖父母がとても大切に、手間をかけて沢山の野菜や果物を育てていました。


この家と庭は沢山の思い出のつまった場所で、自然に囲まれる暮らしの豊かさを教えてくれた原点の様な場所です。
見事な花をつけている樹がありました。サンザシ?アズキナシ?名前が判らないのが残念。
この樹は祖父がずっと昔に住んでいた月形町の家から持って来た樹なのだそうです。
一つの家族の歴史を知る樹であり、きっと半世紀以上生きています。


枝を少し切って、庭に咲いていた花を摘んで祖父のお墓参りに行きました。
祖母も連れて行ったら喜んでいました。


家に戻ると珍しく彩雲が出ていました。祖父が喜んでくれたのでしょうか…


祖母に頼んで、庭の植物を少し分けてもらいました。
庭を見ると、ツバキ、アヤメ、ヤブラン、ミヤコワスレなどがあちこちにありました。
私が好きになった草花は、きっと祖父母の影響を受けて来たのだなと気づきました。


祖父母の家からもらった沢山の草花の一部を、これからは我が家の庭で
祖父母がそうしたように、大切に育てて行こうと思います。
コメント (2)
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