健馬鍋の改め、陣馬鍋に変更すんべ!陣中鍋ってのがあっけんじょ、これは、戦の前に戦士が皆で突く鍋のことだ。もともと、我が国の料理の世界で鍋は下に見られていたらしい。所詮、鍋は、料理じゃねぇーと・・。一人一品の持て成しこそ料理
であって、皆で突く鍋なんぞは、半端なもんで、お客様に出すもんじゃねぇーとの
扱いだったらしい・・。
でも、今では、立派な料理との認識に変わったみてぇーだ。
料理の得意じゃねぇー主婦でもねぇー女性の人だけど、困った時は鍋にすると聞いた。それだけ、鍋は、旦那の評価を得易いもんらしい。
だって、素材さえ間違わなければ黙って旨いもんが出来んべ。それは、正しいと思う。でもよ、そこがシンプルイズベストの奥深さなんだよな・・。
これな、実は、かなり、難しいんだよ。上を目指せば相応に・・・。
取り合わせ一つで駄作になっちまうんだ。
鍋は、バンドやオーケストラと同じなんだよ。
このことは、じっくりと考えれば理解出来ると思うよ。
熟練した演奏者が集まって名リーダーや指揮者が仕切る演奏は、ダンチだべ。
そんな感じだな・・。
昨夜は、白澤スペシャルを作らされた!この人は、甘口な人だから味のベースを
甘口にした。これは、大成功だった。OK!!ヤッホーだべ!
味、これは、人其々の世界があんだ。これが、絶対など在りえない世界だ。
だkら、俺は、俺の味に執着しねぇー。それは、あくまでも俺の世界であって、
その人の世界じゃねぇーからな。それが、正しい料理のスタンスと心得ているから・・・。
100点満点を取りたいなら自分は50点が正解じゃねぇーのか?
俺は、そう思うよ。
でもよ、その50点を取るのって難しいべ。100点の方が楽だもんな・・。
じゃ、料理って適当なのか?そうだべ。適当が究極な世界だ。
適当の意味、ちゃんと理解しての・・。
適当ほど、難しいもん、ねぇーべ。常に悩むな・・。
でも、このオーダーメイドオリジナル鍋、最高にエキサイティングで楽しい!!
マンツーマンの勝負だもんな・・。これは、大きな店舗じゃ出来ねぇーべ。
でも、こんなに喜んでもらえるもん、ねぇーぞ。俺は、そう思うから一対一で勝負
してるんだよ。本音は、忙しい時、キツイんだけんじょ・・・。
キツイからこそ、満足した笑顔を見た時、最高なんだよ!
次の挑戦者は誰だ!?俺は、常に50点で戦うぞ。俺の主張は、50%で。
料理、ほんとに、楽しいな!では、お疲れさまです!
店主