「中村勘三郎 襲名披露公演」 の記録を見て 泣いとりました。
歌舞伎の知識どころか 興味もなかった。
ワイドショーでよくある興味本位の 梨園情報ぐらいしかまず知らんし、
昔 教育テレビで 歌舞伎やってたけど すぐチャンネル替えて 五分もたなかった。
第一 言葉わかりませんやん。
花道から飛び出す仕掛けを見ては
あー、コンサートで見た見た。
あそこで坂本さんだけが綺麗に開脚して 出てくるのよー
なんてね。 何思い出してんだか。
でも泣いた。
舞台の上のいろんなことを 舞台袖に正座して じっと見てきた息子。
その息子が 難しい演目に挑戦して 成功させても
「だってそういうことを ずっとやってきてるんだもん、 出来るよ。」
父のコメントはこれだけ。
そんな世界だ。 伝統があって 格式があって 目の肥えた顧客を たくさん抱えてる。
この間 新感染で みんながおんなじように 踊ったり 見栄きったりするんだけど
やっぱり染さんだけ違うのよ。
何度スタオベやっても 染さん顔色ひとつ変えず クールなひとだよなあ と思ってたけど
あ、なるほどね。 染さんも そうしてやってきた人なんや。 あの人もこれからいろんな事を 背負ってく立場にいるもんね。
舞台の上の俳優さん 主役の人 脇を固める人 南座に集合した重鎮の方
舞台を裏で支えるひと 装置引っ張るひと 紙吹雪切るひと
劇場で待ってる超満員のお客さん 初めて歌舞伎を見る高校生
そんなこんなの全部を ひっくるめて 襲名披露公演を引っ張ってく 勘三郎さんの リーダーシップが めちゃくちゃかっこよかったです。
ものすごく集中もしてて
いろんな事も考えて 見せるための計算もしてるけど
でも冷静なプロの顔。
そういえば コンサートの時の Vくんも ときどき客席見ながら こういう顔してる時あるもんね。
一度ちゃんと歌舞伎見に行きたいなあ。
わしにわかるかな・・・ チケット高いんかな・・・ わしなんか行っても 大丈夫かな・・・
でもV6のコンサートだって
最初は わしなんか行っちゃいかんと 思っていたのよ。(笑)
いつか本当に ちゃんと見に行きます。 >歌舞伎