大阪初日。
昼「人間失格」を見た後、さすがにぶっ通しで 夜これを見るのはヘビーやと思ったので
Tじもさんと デイズニーストアにキディランドへ行って スティッチ探しをしましたよ。
閑話休題。
以蔵が幕末のテロリストなら、良と灰男は 昭和のテロリスト。
というか、灰男はともかくとして 結局テロリストに憧れてただけの子供やったんやろうねえ、
良くんは。
31歳の剛ちゃんが演じる17歳。
テレビの青春ものに出てくる17歳に比べれば、えらく子供っぽかったけど、
実際17歳ってガキだよねえ。
その世間知らずなとこも、意味不明なくらい必死すぎるところも
窪塚さん演じる灰男の兄貴ぶりとともに ほんとにいい塩梅に表われてて
ああ、オトナじゃないってこういうことかあ と思った。
17歳を 通り一遍じゃない
こういう表現で見せられるっていうのは もしかしてすごい事なんちゃうの?剛ちゃん。
世間の人たちのやりとりを延々見た後の 灰男と良の姿が なんとも青臭くって
寺山修司の狙った「青春」て こういうことやったんかな なんてぼんやり空想したりして。
最初 このキャストで 怖いよう なんて思ってたわしが アホでした。
蜷川幸雄ってひとは やっぱり偉大なんやね。
ただ 客席での姿が 思ったより、弱々しく見えたのが心配やったなあ。
剛ちゃん、これからもっともっと経験積んで、引き出し増やして大きくなって
また蜷川さんと仕事が出来ますように。
祈っております。