わしの知らないところで世間はクリスマス。
どうも元町が混んでると思ったら 今日からルミナリエでしたか。 今年もほんとに終わりに近いんやねえ。
そんな折りもおり この期に及んでまた わしの網膜さんには 穴が開いたらしいです。
ただでさえ右目サイボーグやのに 左もかよ!と嘆いてたらまだ剥がれるとこまではいってないから レーザーで補修出来るらしい。
さすがに二度目は 早いうちに気づいてよかったよかった。 経験はひとを大人にするもんやね。
さて、うちの理屈言いのバイトくんに めでたく大学生活初の彼女が出来て 今年はお二人にとって初めてのクリスマスなんだそうだ。
彼女に「クリスマス期待してるから」と言われて、 「俺にしか出来ないことをしたいんすけど どーしましょーかね?」
このくそいそがしい時に なんでわしらがそんなこと考えなあかんのじゃ 勝手にしたらええがな と言いつつ バイトちゃんと二人で質問ぜめ。
「お揃いの指輪は?」 「俺がそーいうのイヤなんすよ」 「彼女が好きなブランドとかは?」 「わかりません。」 「読んでる雑誌とかは?」 「ええっと、あのう よくわからない」
指輪つけんのイヤやったら あんたは財布ん中入れといたらええがな。 「ええ、やっぱりそれはちょっと・・・」
「お揃いの時計は?」 「あーそれいいですね!」 「あ、でも昔付き合ってた彼氏に時計もらっても 全然嬉しくなかった。」「ええ!?」 「趣味じゃなかったんですよね、なんか。 嬉しいとは言ったけど」
でも時計にせえて言うたんキミやがな。
「いっそクリスマス限定のコスメとかは?」 それこそ趣味ちゃうかったら最悪やろ。
「UFJに二人で行くのは?」 それは銀行や。 「彼女ん家がUSJ近所なんですもん。(泣) そうじゃなくて もっと違う僕の意外ないいとこを見せたいんですって。」
そもそも彼女はあんたのどこがよかったん? 「それを僕に言わせんのは酷でしょう。」
「花は?花。意外やし いいかも。」 「俺が花ですか!? 俺が花もっただけで ヒかれませんか!?
絵面汚いでしょう?」 うん。 間違いなくヒくな。 「そんな納得ひどすぎます。」
なんか物あげるんやったら 一緒に買いに行けばえーやん。 「ええ!それは違うでしょう!」
でもいらん物くれるんやったら わしの事わからんのやったら いっそ先に聞いて?とか思わん? 「わかるわかる。 こんなんにお金使う前に聞いて。」 「もう、どうすりゃいいんですか」 さあなあ・・・
しかし彼女が言うたんは「期待してる」だけなんやろ? めっちゃハードルあげられてるやん。 「そうですよねえ。 あああああ ハードルが高すぎる。 あえていつもとおんなじように過ごすとかじゃダメですかねえ。」 「最悪ちゃう?」 熟年夫婦か。
もういっそ あんたがリボンまいて ドアんとこ立っといたら? 「通報されるじゃないですか。」
じゃあさー 彼女にあんたの故郷ご案内したったら? 「日帰りで?あ、でも行けるか?あ、でも俺免許がない。」 「日帰り?」 「だってお泊まりは駄目ですよ! 彼女実家に住んでるから親には別の用事って言ってるんですもん。」
え?向こうのご両親はあんたのこと知らんのかいな? 「知ってるけど その日は駄目なんです!」
あらら じゃあしゃあないからさー 故郷には何があったっけ? 「その会社で売上日本一のスーパーと 故郷唯一の ユニークなクロージングの店があります。」
他にどっか面白いとこはないの? 「ホテルですか?」 なんでやねん。
わかった、もういっそ こうやって一生懸命考えてる図をビデオに撮ってさ それを彼女にあげよう!「やめて下さいよ。」
ま、結局は茶化して遊ぶだけ遊んで この会話を終わらせたけど(鬼) でもな、 どんなもんでも自分のために一生懸命考えてくれたのが伝わるのは たぶん嬉しいもんやと思いまっせ。
そんなことより 夢見がちで仕事しとるから 手が止まっとるがな!
♪く~りすますはだ~れにでも~やあてく~る
今年もあとちょっとやねえ・・・ )