せっかく舞台や映画を見に行ったんやから
感想なと書いとこうかね。
もしかしてこれから見に行く人いたらごめんね。
どうせ素人の戯言なので 忘れてやってください。
ちなみにわしが見てきたのは
「地球ゴージャス HUMANITY」、「花よりもなほ」、
「メタルマクベス」
の三本です、じゃ~んけ~ん・・・って Sザエさんかよ!(笑)
どれがどの感想文かは適当に察してね。
「作品A」
決して絶対たぶん 超大作ではないよね・・・これ。
でもまた もう一回見たい。
いや、何回でも見たいかも。
あのねー めっちゃくちゃ色遣いが綺麗やねん。
そして いろんな意味で掟破りっていうのは 素人のわしにもすぐわかる。
こういう考え方が出来る世の中になってたんやってことは
今の世の中だって 棄てたもんじゃないよね。
ひとの中で その価値観がゆっくりと変わっていく過程が
見てて気持ちよかったなあ。
主人公も ヒロインも 何にも喋らないのに
そこに出てきただけで あったかい陽がさしてくるような感じ。
役者の腕か、演出の腕かはわからないけど、これってすごいことやと思うよ。
そして出てくるどの人も、もうこの役はこの人以外考えられない!
って気がするキャスティングの妙。
中でも主人公に説教する田舎の親戚のおじさんの顔を見た途端
わしは思わず万歳しそうになりました。
よくこの人つれてこようって思いついたよな。(笑)
あとねー、出てくる子供がみなかわいい!とくにヒロイン家の息子!
チケット代のお釣りくるぐらいかわいいよ。
全編通して 絶対ドキドキハラハラも 大笑いもないんやけど
見た後でニヤって笑ってしまう感じ。
斜め後ろでいちゃついてたカップルは 途中若干退屈そうやったけど
(あんたらは 納得いくまで いちゃついとったらよろし。)
わしの隣で見てたサラリーマンのおじさんは 全編うれしそうに見てたし
後ろで見てた 町の登山会?みたいな おじさんおばさん達のご一行は
そこここで大拍手してました。
「作品B」
もともと、原作自体が この作家の中じゃ一番好きやったとです・・・
しかも脚本があの人、演出があの人、主演がこの人ときたもんだ・・・
面白くないわけがねえ!
・・・のはずやったんやけど
うーん・・・
長え・・・
いろんな仕掛けがあるわりに 中身は立派な原作どおり
おお!なんと見事な!ってことではあるんやけど うーん・・・
原作は 確かに一見ものすっごいややこしいのね。
でも 意外に筋書き自体はめっちゃくちゃシンプルで
ひとの心理状態の変化をリアルに表現することで
成立してた話やったんやなあってことを
これ見て初めて気付いたよ。
今日び お話の中のことより 最近のニュース見てるほうが
よっぽど えげつないしね。
細かい気持ちの変化なんかすっとばして
とにかく明るくポップに最後まで突っ走っていくので
行く手にどんな破滅が待っていても
ぜんぜんかなしくなあい!むしろちょっと面白~い!
だから予想通りの結末を迎えても なんのこっちゃ?って感じやった。
少しは泣かせてくれてもよかったのに・・・涙はご法度なのね。(笑)
あとねえ・・・空間がやったら広く見えて なんかさみしかったなあ。
背景にコンピューターで映像入れるのって流行ってるの?
わざと、狙ったんかしらね、途中で入ってくる映像が ものすごい安っぽいねん。
ま、いいけどさ。
それでも昔 木枯らし紋次郎のテーマソング歌ってたひとの
存在感は圧倒的で感動もの
そんでもって主演のあの人が めっちゃくちゃ楽しそうに
おバカな台詞を言ってるのを見て、
あー この人 ものすごい真面目ないい人なんやろなー と 感心してしまいました。
「作品C」
もうねえ、めっさ面白かったです。文句なし。
隣で見たお友達(・・・のつもりだったが、お友達かどうかは微妙と本人に言われた。)
は 笑い過ぎて泣いてました。
便秘のわしも腹をよじって死にかけてました。
キャストの皆さんすべてが 芸達者。
すんげえダンスに、お茶目なコント、サーカスの一本綱、YAMAKASHIに宙乗り、
思いつく限りの面白いことを並べといて
ほろっとさせてくれる腕に 感動しまくり。
なにが偉大って、脚本書いて 演出して 出演しちゃったひと。
あくまでキャスト全員を立てつつ
でもおいしい鍵は ちゃあんと自分で握ってるという・・・おいしいよなあ(笑)
調子に乗って サントラまで買っちまいました。もうだまされまくり。
もし出演できるなら チュチュ着て空を飛ぶ ショウロンポウを演りたいです。