こういうときに

ちぎれた翼 聞くとね ちょっと泣ける。 あわてて平井堅に変えたら もっと悲しくなってしまった。 とほほ そんな遠くじゃないんやけど 病院までの道のりがとおいです。

とりあえず

シフトは作った。 たまってた書類もとりあえず片付けた。 上司にはそれなりに引き継ぎもした。 妹に、手術するねんといったら、 わー、ねーちゃん、ホラーやなー、スプラッタやなーなんて言ってたくせに、 きのう家に帰ったら、わしの部屋に 妹がもらってきたらしい なんだか遠くの神社のお札が置いてあったよ。

今から手術です。 いってきまーす。

なんと

わし　入院せなあかんらしいぞ。
目のかすみは　手遅れの網膜はく離で
治ることはないが
手術しないと失明らしい。
あららら。
とりあえず　なにから準備しないといけないっけ？
えっとえっと・・・
上司と親に電話したから　あとは明日考えようかな。
おやすみ。

Ｓきぐちと

大阪こてこてツアー。
梅田で待ち合わせて、すっかりクリスマス仕様になった
百貨店のウインドウデイスプレイを見学。

地下街のトンカツ屋で定食食べながら　しゃべりまくり。
日ごろの愚痴と小ネタを　さんざん披露しあったところで
もう２時半。
急がないとここで終わりそうなので　ちょっと急いで店を出る。

今宮戎へ行って　目のかすみが治りますように　願かけをする。
でも考えたら　ここ商売の神様やんな。
あと２週間ほどで　会社を辞めるＳきぐちも　なにやら必死で祈ってる。

いかにもじゃりん子チエな商店街を　ちょっと歩いて通天閣に登ったら
お天気がよかったので周囲がよく見えて
気が大きくなり　ぼーっとしてしまう。
真下に見えるのが　動物園か？広いねえ。

実は　今宮戎に通天閣って　初めてお見合いしたときに
相手と初めてデートとやらをしなければいけなくなったときの　
コースやったのだ。

当時わしには好きな人がいたので　
中途半端な気持ちで　見合いしたわしがとにかく悪いんだが、
もう　お見合いの席から　嫌で嫌で　なのに
周囲はみんながみんな　大乗り気で　
どうしよう・・・のまま　ここまで来てしまい
今日とおんなじ道を　死にかけもいいとこな顔して歩いたのだ。

悲しい気持ちで通天閣のシンボル　ビリケンさんに　
なんとかなりませんか？と願をかけ　足をさすって
たまたま今宮戎で　おみくじを引いたら
なんとおみくじが凶だったので
おみくじを盾に　周囲と大喧嘩の末　お断りしたんやで。
今わしがこうしてあるのも
ビリケンさんと今宮戎さんのおかげといっても　過言ではないで。

「でも　そんとき　嫁に行ってたら　
今こんなに　仕事で疲れてなかったかもしれんで？」
ま、それはそうやけどさ。
とかなんとかいいつつ　Ｓきぐちも　わしも　
必死でビリケンさんの足をさすってみたりする。

通天閣の入り口のガチャガチャに２００円をいれると　
狼におしりをかじられてる子豚のキーホルダーが出てきて
「いま真剣にならずに　いつ真剣になるんですか？」
と　書いてあった。
２週間後に会社を辞めるＳきぐちと　
仕事でへろへろで目もかすんだままのわしの二人は
目を見合わせて　
「うーむ　笑えん・・・」
ポケットにしまう。

通天閣でゆっくりしすぎて　動物園へ行ったら　閉まってた。とほほ。
気を取り直して　フェステイバルゲートをのぞきに行く。
出来た時は　それこそ大阪の新名所！ってフレコミやったはずの　
通称フェスゲ－だが　もう中のファッションプラザも飲食店も
ほとんど閉店してて　乗り物券の販売機は販売中止。
乗り物はライトアップして　いかにもお越しを待ってます風やのに
トイレもめちゃくちゃきれいなのに
かえってさみしいさみしい。
たぶんここ　デイズニ－ショップやったんやな・・・って感じで
取り残されてるミッキーさんとドナルドさんの人形がせつなかった。

もう一回　気を取り直して　隣のスパワールドへ行く。
いわゆるお風呂がいっぱいの健康ランドなんだが
もう中は思いつく限りのバブリーな店内装飾で
ギリシャやら　ヨーロッパやら　エステに　サウナに　マッサージに
ハーブに　なんとかテラピーに　
なにがなんだかわからんまま　うっとりしてしまい
（湯あたりともいう）　
ゴージャスとハッピーの煮込みに　ちょっとした叶姉妹気分になってしまった。

そのくせコーヒー牛乳とか　フルーツ牛乳とかの自動販売機には
「風呂上がり　手を腰にあて　一気飲み」
達筆で書いた紙が貼ってあったりして。

このあと　すっかりクリスマス仕様の梅田へ帰って
アジアンキッチンで　ご飯を食べて　本日の全行程終了。
いやー　すごかったわ。
大阪深すぎ。
東京の友達が見たら　絶対胸やけすると思うな。
でもＳきぐちは　このスパワールドが　かなり気に入ったらしく
速攻　来月はいつ行く？なんてメールを送ってきたぞ。

帰りに梅田で買った　ボローニャのメロンパンが　おいしかったなあ。


　

この間

坂本竜馬先生のお墓が祀ってある神社で　ひいたおみくじに
まず書いてあったのは
「再出発せよ。」

え？再出発ってどゆこと？
うちのパートさん＠自称井川遥３６歳に聞いてみた。

たとえばなー、別れた彼とよりを戻すのは再出発やんなー。
新しい彼を探しに行くのは　出発で、再はつかんやろー？
「うーん、でもー、バツイチのひとが　新しいひとと再婚するのは　
人生の再出発って言うんちがう？」
はー、そうかあ・・・

じゃあ、今の会社をやめてー　おんなじ業種の仕事をするのは　再出発？
それとも　今の会社のままで　転勤してー　違う種類の仕事をするのが再出発？
「んー、難しいねー。
でも、私がここでパートしてる間は　あんたが辞めたりいなくなったりしたら　嫌やから
それはどっちもあかんわ。
あー　でも、ちょうど迷う年ごろなんやわ、わかるわ。」
いやー　そんなに深刻ちゃうけど・・・ま、たまに考えるっちゃ考えるわなあ。

「そうや、今から２年の間で　彼見つけて、結婚するねん。
それで、そのまた２年後に子供作って　ほんでここ辞めたらいいわ。
そうやわ、そうしい。
その４年の間に　私は子供作って　それで一緒に辞めよう。
それがいいわ、それに決め。
もう帰って　紙に書いて　冷蔵庫貼っとき。」
そ、それは紙に書かなあかんの・・・？

「言うてるだけやったら実現なんかせえへんよ！
冷蔵庫に貼って　毎日見るねん。」
でも・・・気がついたら　その横に　年末最終ゴミの日とか　メモっていきそうやんか・・・
「じゃあ、テレビの横に貼るんでもいいよ。」

そういう問題か！

すーちゃんと

京都に行ってきたよ。
うちら二人の京都ツアーといえば 八坂さんと清水さんと お買い物の三点セットなんやけど
わしの寝坊と すーちゃんの駅で見つけたチラシで 本日は特別番組、 新選組を歩く歩く歩くツアー。
なんてことはない、街中にある 新選組ゆかりの史跡を 探して見ましょう な
小学生の自由研究もいいとこな 企画なんやけどさ。
意外や意外、難しいの、これが。

ぱんぱかぱーんと銅像が建ってるのは 桂小五郎先生と坂本龍馬先生ぐらいで、
あとは なんとかの跡 と書かれた立て看板が建ってるだけの ものすごく地味なオリエンテーリング。
今年の大河ドラマの 山場のはずの 池田屋の跡は
パチンコ屋の前に 墓石みたいな石碑が ひっそり建ってるだけとかね。
しかも漢字読めないのと 教えた先生が嫌いやったのとで 日本史さっぱりわからんわしと
慎吾ちゃんは好きだが、 地図が読めないすーちゃんのコンビときたもんだ。

そんなもんないぞ、 こっちの道入るのか？　もう、歩く歩く歩く。
ないーないー、 このへんぽいんやけどなー
おんなじとこを ぐるぐるぐるぐる 行っては戻り、 地図見て 首かしげて。
それでも、ひとつ見つかると あとはもう意地で、 どんどん歩く。
こういうとこをキャバクラっていうんですか？ って店が 団体さんでお待ちの路地も おかまいなし。
途中、トイレを借りたコンビニのドアに ネバゴナダンスの チケット発売告知の シールが貼ってあって、
嬉しくてこっそり携帯で撮ってるとこを
トイレから出て来たすーちゃんに 見つかって笑われたのも ご愛嬌。

お土産物屋さんの軒先に 山ほどある 新選組のかっこしたキティちゃんグッズの横で
義経と弁慶のかっこしたキティちゃんグッズが これまた山ほどいたりして、
(来年の大河ドラマは タッキーの義経なんだそうだ。)
世渡り上手なキティちゃんの そつのなさに感動してみたり

そうそう、 本間精一郎を斬った岡田以蔵って、
東京サンダンスに出て来たよなあ
おれがめざすのは はりうっどやけー！ って 「針木」 って書いた紙見せて 笑ってたぞ、たしか。
いらんことも こっそり思いだしつつ。

声かけてくれる人力車引きの おにーさんたちを 笑顔で振って 歩くったら歩く。
途中でもらった試食の ちりめん山椒も しそ昆布茶も おたべも
ほんとにほんとにうまかった。 買わなかったけど。 (買えよ！)
あ、高台寺にあった都路里の 抹茶ソフトは買ったよ。
東京で並んで買ったときより 抹茶が濃いような気がしたけど 気のせいか？
でも、さすが とってもうまかった。

紅葉は 残念ながら いまいちやったけど、
いやー すんごくおもしろかったな。 充実充実、満足満足。
でも 明日は ぜーったい、筋肉痛やわ、 間違いない。

うちの店には

うちで買物したことはないし、
よその売り場でも茶々を入れてるとこしか見たことないが、
なぜか常連のおじさんがいる。
うちのバイトちゃんファンクラブの会長なんだそうだ。

そんなおじさんが 店に来るなり わしに向かって
「よー親分、疲れとるやないかー、
あんまり働き過ぎたらなー ひげ生えてくんでー。
って、親分もう生えとーがな。
あかんで、ひげも産毛もちゃんと剃っとかなー
いまにもみあげとつながって一周すんでー」

剃っとるっちゅうねん！

「忙しいのはええこっちゃけどなー 仕事しすぎたらなー おっさんなるでー。」

それは うすうす自分でわかっとるから そっとしといてくれー！
半分おっさんになりかけの 　わしの明日はどっちだ。

本日

初　目医者。
夏コンから　黒い点々が見えてた右目をほっといたら　
だんだん　かすんできたから。
左目つぶると　もやかかっちゃって　見えやしない。
だもんで　当然　肩も凝る。腰も痛い。
あかん、これは。行くなら今や。
ケツに火のつきまくった　わしらの会社に　１２月って言葉はない。
年末商戦て言葉があるだけ。毎年のことやけど。
　
事前に予約とろうとしたら　
「そういうシステムはないので　来て順番に待っていただくことになるんです。」
わかりました。
この時点で気付くべきやったんだよな。
でも　下の看板に　診察　日帰り手術云々　とか書いてあったしな。
この間建ったばっかりのファッションビルの８階。
そりゃきれいですわ。
ソファもふかふか。
カウンターもぴかぴか。
でも　ファッションビルに入ってる　某ブランドショップの店員さん達が　たくさん
いかにも商品が入荷しましたってな　でっかいダンボールを　３つも４つも持って
靴をどかどかいわせながら　そのカウンターの奥へ消えていく。
待合室には　ずうっとエンタの神様　のビデオがかかってて　福沢アナが大笑いしてる。
この時点で気付けばよかった。

名前呼ばれて　視力はかってもらう。
眼鏡のレンズみたいのを　あてがわれて　「はーい　これつけたのと　はずすのと
どっちが見えやすいですかー？」
はずしたほう。
「じゃあ　これはどうですかー？」
はずしたほう。
「先生の診察ありますので　しばらくおまちくださーい。」

で、おまちかね　診察タイム。
入った途端　このお言葉。
「なんでここに来ようと思ったんですか？
ここはコンタクトレンズ作りたいひとが来るところですから
目の病気はそういう専門のところへ行っていただかないと・・・」
は？
「視力は問題ありません。
ちょっと目に光あてましたが　視神経に問題あるかもしれないし
緑内障かもしれないけど　ここには瞳孔開いたまま測る器具がないので
わかりません。
視野に関してはなにもわかりません。」
は・・・
「専門を紹介したくても　私は代行医なので・・・紹介もできません。」
はあ・・・

いわれるままカウンターの前で待ってると　受付のお嬢さんが
　「２１５０円です。」　
え？本人の保険証出しましたけど？
「２１５０円です。」
・・・払ってきたよ。
お医者さんが　ポルシェやフェラーリ乗ってる理由がわかるような気がしたよ。
そりゃ儲かるよなあ・・・
うちら月に２００時間以上働いても　時給で計算したらいくらだろう？
などと思って歩いてたら　店から電話。
あれをまちがえて、これがわからん、それはどこですかー？
用事あるんで帰りたいんですけど帰っちゃだめですか？
何年もいるくせに　どこまで役立たずじゃ、おまえは　と思いつつ　
「ああ、もう、近くにいるから行くわ。」
言ってしまったのが運のつき。
なんだか　どたばたしてる店を片付けて終わったら　九時だよ。
落ち着いた頃に　上司がやってきて
「えらいさんが巡回に来たのに　ここの子は誰も挨拶しなかったと　怒ってたから
なんとかして。」
顔も見たことないえらいさんが　またどうせ　客の振りしてチェックに来たところで
このドタバタやで？おい。
知るかい。

さすがに疲れたので　ビール買って帰りました。
はい　休日終わりー。　　

あさ

関西ローカルのニュースで
明日の祝日、 子ども連れのお父さんは
家族をどこへ連れて行ったら 尊敬されるかって企画を やってた。

この時期、京都は混みまくりなんで避けましょう、
じゃあ どこへ連れて行ったらいいか？
朝 早く出掛けられるんなら、 堺のハーベストの丘。
昼から出るんなら、 伊丹空港のロビーで飛行機見せても 喜ばれるでしょう。
夕方からしか出られないなら、
千林商店街で アニマルプリント着た おばちゃんウォッチングはいかがでしょう？

わはははは。
ニュースにまで ちゃんとオチつけてくれてありがとう。
しかもレポートしてるのが、
スタッフが手に持った 棒に紙貼って作った
ぺらぺらの 番組マスコットの人形で、
ゲストに「ＣＧちゃうんや！」つっこまれるわ、
ハーベストの丘へ行っては 牧場の羊に食べられかけてるわ。
いやー、大好きだー、 朝から ゆるゆるで。

わしまで調子にのって
今日、一緒にお出かけの約束してたＳきぐちに
千林商店街を提案したら、 見事に却下されたので、
鶴橋で焼肉を 二年分くらい食べてきました。
ふー 腹がはちきれそう… でも うまかった～。