NSC2000 食育キャラクター(2006年03月19日~2006年03月25日)
あくなみ苑の管理栄養士 豊田綾子先生を講師にお迎えして、施設見学会と高齢者の食について講義いただきました。
参加者は、学生の皆さん、企業にお勤めの方、高齢者施設の方、大学の先生など多様な面々でした。
普通食から5段階に分かれた食形態について説明があり、食べにくい食材やムース食への展開などのお話を聞きました。
ムース食を作る手順、現場の調理師さんとのコミュニケーション、看護師・介護士、歯科衛生士・医師など他業種の連携が必要不可欠です。
豊田先生は、他業種の連携を見事にされているなと感心するばかりでした。
人生の最終章を施設で迎える高齢者の皆さんに「毎回、これが最後の食事になるという思いで食事を提供させてもらっている」このメッセージは管理栄養士としての熱い思いとプロ意識を感じました。
愛情と強い信念と優しさが施設の食を支えていました。
栄養ケア、病態への対応など複雑な問題がありますが、「美味しく食べる、口から食べる」豊田先生の情熱が施設全体を動かしている原動力になっていました
次回は具体的な高齢者の食についてスキルアップセミナーを開催します。
7月もしくは8月に開催予定です。