今日はちょっとお勉強するのです。
レイキに『五戒』があるように、
ヨガには約2000年前に、パタンジャリが『ヨガスートラ』にまとめた、
全てのヨガ流派に共通する『八支則(8部門)』があります。
第1:ヤマ(禁戒/殺し・暴力・嘘・欲望)=してはならないこと
人間やその他の生物に対する暴力や殺しのみならず、
時間やご縁を殺したりすることまで含まれる。
第2:ニヤマ(勧戒/感謝・満足・秩序・祈り)=すべきこと
ニヤマの祈りとは、願望をお願いするための祈りではなく、
今を感謝する祈りのこと。これは『足るを知る』と言うこと。
第3:アーサナ(座法/ポーズ)
一般的にヨガと思われているのがこれ。
ポーズは中国雑技団でも新体操でもない。
瞑想を行う理想の姿勢(体)を整える目的で行うもの。
第4:プラーナヤーマ(調息/呼吸法)
瞑想に集中するための呼吸を行うこと。
体に流れる気のめぐりをよくするための食事法などもここに含まれてくる。
第5:プラティヤハーラ(制感/感情のコントロール)
心身の自己コントロール法。
意識を自分の内側へ向け、感情や欲望の奴隷にならないよう、
常に自分へと意識を向ける。
第6:ダラーナ(統一/心のバランス)
瞑想の最終段階、雑念を追い払いながら集中しようと努力すること、まだ雑念がある状態。
第7:ディヤーナ(禅定/安らぎ、安定)
自律神経のバランスが取れ、心が安定しすると「無心」になり、
どこにもこだわりのない、また、あってもよしとする心理状態へ。
雑念がなくなる。
第8:サマディ(三昧/一体、融合)
三昧とは、一体になるということ。
相手そのものになりきり、お互いを生かしあう。
瞑想の究極の状態で、万物とのつながりを感じ、自分の本質を悟る。
ここまでが、ヨガスートラに記載されたヨガの八支則。
そして
沖ヨガでは、第1ヤマ・第2ニヤマを第1段階に一緒に据え、
第7段階にバクティ(放下行法)が加わります。
そして第8段階のサマディのあとに、更に2段階あります。
第9:ブッディ(仏性/聖心行法)
自他の中にある神性を観る心、尊ぶ心であり、この行法によってのみ
人間性を聖化できるとしています。
すべてのものを「尊い」「ありがたい」と感じる心の訓練。
第10:プラサード(法悦/法悦行法)
永遠不滅の喜びを感じる為の訓練。サマディ、ブッディを深めていくと
とめどなく法悦があふれてくる。
それはまさにこの世の極楽であり、これが釈迦の悟りの境地。
『神人合一』に至って始めて、人は宇宙全体からの祝福を
宇宙全体の喜びを感ずることが出来る。
ああ~、まだまだヨガの道は険しく、山は高い。
世の中にはいろんな流派のヨガがありますが、
とどのつまり山は一つ。頂上は一つ。
頂上に至るルートが何本もあるのです。
どの道を選ぶかは、自由。
ゴールデンウィークの飽食で、すっかり体が重くなったさなたろう。
明日のアシュタンガヨガのクラスが恐ろしい~
こんな私には『プラサード』は、はるか宇宙の彼方です・・・
ヨガ&レイキ・ヒーリング勉強会
次回は5月24日(土)
ご興味のある方は、ぜひどうぞ