佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

「男の美しさ」

2023-07-05 13:00:19 | 日記

 

 

『源氏物語』は平安中期に生まれた。 
この時代は国母(こくも)と呼ばれた 
ミカドの母をはじめ、女性らの発言力 
が強かったため、女に好かれる美しい 
女性的な男性が好まれた。 

光源氏は「女にしてみたい美しさ」と、 
たびたび描写され、当時は武家社会で 
褒められるようなヒゲの濃い雄々しい 
男は嫌われた。 

この時代は女の長所を褒めるやさしい 
男性がよしとされていたからだ。 

現代の日本も美しさの基準」は、 
ファッションから体型まで女性 
よりになっている。 

「スタイリッシュ」で「かわいい」 
ものに人気は集まり、「男臭い」も 
のは見向きもされない。 

日本は男性社会と言われつつも、 
家庭や職場では女性の存在感、 
発言力は強く。男性を困惑させ 
る場面も多々ある。 

今の日本はそう考えると平安中期 
と同じ女性寄りの社会なのだ。


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ある夏の記憶 かなたに輝いて 愛は減点法かもしれず

2023-07-05 12:56:22 | 日記

 

 

今日、あなたのファンクラブを
作りました。

初代会長は私です。
このファンクラブがどんどん
発展するように、
祈ってください。

ところで、新入会員は認めません。
会長の強権を発動して、私が
そう決めたのです。

 

 


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お互いに片想いしているような一日だから海を見ている

2023-07-05 12:54:21 | 日記

 

 

“心の水”はとかく楽なほうへと 
流れたがるが・・・ 
たとえば、雪山で吹雪に遭ったと 
します。ものすごい風速で粉雪が 
飛んできて、息ができなくなる 
ほど苦しい。 

雪の中に穴を掘って首を突っ込 
む。呼吸が確保できるようにな 
って、「ああ、助かった。これで 
生きられる」と、ほっとする。 

穴を大きくして、その穴の中に 
収まると、居心地のよい極楽 
のような場所になる。 

三十分もすると、氷がゴツゴツ 
して寝心地が悪いとか、風が 
吹いてテントが騒がしいとか、 
いろいろな不満が出てきて最 
低の場所になる。 

そこで、次の日、ベースキャ 
ンプまで下がってくると、そ 
こでは電気がつき、エアーマ 
ットがあり、ゲームや雑誌も 
あり、雪洞やテントに比べ 
たら快適そのものだ。 

でも、すぐに「もう麓(ふもと) 
へ帰りたい」と思い始める。 

人間は、限りなく少しでも楽な 
ほうへと流れていく。でも、 
それでは人間は変れない。 

 


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八月の恋人たちは旅をするまだ書かれない小説のため

2023-07-05 12:28:06 | 日記

 

張り詰めた空気はいつのま 
にか、笑い声にかき消され 
ていた。 

議論せし二時間をキスで 
しめくくる 

卑怯者なり君も私も 

 


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目は魂(心)の鏡と決められている

2023-07-05 12:26:46 | 日記

 

 

「自然はあなたに20歳の 
顔を与え、 

人生は30歳の顔を決める。 

50歳の顔は、 

あなたの才能次第である」 

シャネルは、自分自身の 
「箴言」で、 

「顔は内面生活を映し出す 
鏡なので、念入りに手入れ 
をするように」 
と言った。 

これは50代の顔への 
アドバイスだ。 


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あおむけに髪洗われて泡の中の私の頭蓋の形を思う

2023-07-05 12:24:57 | 日記

 

かつて、烈しく、自分を 
傾けた人がいた。 

その傾斜幼く、その幼さ 
ゆえに純粋で、わたしと 
いう女を切り裂き、根こ 
そぎ奪い取ってしまうだ 
けの、残酷さを持っていた。 

わたしには確かに、ほかに 
好きな人が「いた」。 

「好きな人はたくさんいる 
の」と答えつつ 

答えつつふいになにか寂しい 


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「雨上がりの空に、その夏最初の入道雲が巻き上がった日」。

2023-07-05 12:22:44 | 日記

 

唇を離した瞬間、夏の 
夜風がキッチンからベ 
ットサイドへ、花の香り 
を運んでくる。 

今夜のために買った白い 
ストック。初めから死ん 
でしまっている、切り花。 
その切ない香りを、わたし 
は胸いっぱいに吸い込んだ。 

もしも天国に香りがある 
としたら、それはこんな香 
りかもしれないと思いながら。 

魅力は眼を奪う。 
 人格は心を奪う。 

 


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「母の好きな花くらい、飾ってあげたかった」。

2023-07-05 12:21:10 | 日記

 

 

作家の西村滋さんは、母の恩に 
ついてこう語っている。 

「優しかった母が結核に罹って 
隔離された。大人たちは近寄ら 
ないようにと言うが、幼時のこ 
とで母恋しさに近寄ると、 

母は私を見るなりに罵声を浴び 
せ、コップやお盆などを手当り 
次第にぶつけてくる。 

顔は青く、髪を振り乱して荒れ 
狂う姿は、鬼としか思えず、次第 
に母を憎悪するようになった。 

いつか、ぐれて少年院にいた。 
そのときに、昔の家政婦さんが 
来て告げた。 

『私はもっとあの子に憎まれたい。 
私はあと一年か二年の命です。 
あの子は幼くして母を失うのです。 

幼い子が母と別れて悲しがるのは 
優しく愛された記憶があるからで、 
憎らしい母親なら死んでも悲しま 
ないでしょう。 

夫もまだ若いから、新しいお母さん 
が来るでしょう。 

その方に可愛がってもらうためにも、 
死んだ母親なんか憎ませておくほ 
うが、あの子のためです』と。 

それを聞いて、私は立ち直ることが 
できた」 
なんと壮絶な母の愛ではありませ 
んか。 

お金とか土地とか家などは、残して 
かえってためになりません。 

自分のつらさを隠して無償の慈しみと 
愛の強さを、心から痛感しました。


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