裏切った人間を、ゆるすのと
ゆるさないのと、どちらが愛情
が深いだろうか。一般的には、
ゆるすほうが、相手を理解し、
心を優しく広くもった結果だ
と考えられるだろう。
家族的な愛や友情においては、
そうかもしれない。が、
恋愛においては、思いが深ければ
深いほど、ゆるすことはできない
ではないかと思う。
つまり、もし「ゆるす」という
気持ちになれるとしたら、それ
は何かをあきらめ、何かが終わった
ということなのだ。
裏切った人間を、ゆるすのと
ゆるさないのと、どちらが愛情
が深いだろうか。一般的には、
ゆるすほうが、相手を理解し、
心を優しく広くもった結果だ
と考えられるだろう。
家族的な愛や友情においては、
そうかもしれない。が、
恋愛においては、思いが深ければ
深いほど、ゆるすことはできない
ではないかと思う。
つまり、もし「ゆるす」という
気持ちになれるとしたら、それ
は何かをあきらめ、何かが終わった
ということなのだ。
女の才能を伸ばす男を選びな
さい / ココ・シャネル
「唯一愛した男の」の死
1919年、シャネル36歳の
クリスマス。カンヌで自動車事故を
起こして、ココが愛したカペルは
死んだ。
シャネルは18時間、ノンストッ
プで車を走らせたが入棺には間に
合わなかった。
彼女はひとりで事故現場に行った。
シャネルのその時の姿を伝える
のは車の運転手だ。
カペルの車は半焼けになって
回収不能のまま道路端に片づけら
れていた。
シャネルは車体に手を置きながら、
その周囲をぐるりとまわった。
それから縁石に腰を下ろして道に
背を向けて、
頭を下げて、激しく泣いた。
運転手は言う。
「恐ろしく激しく、数時間も」
泣いていました、と。
彼女はコレクションのショーの
最後をウエディングドレスで
飾ったことはなかった。
その前後、ココ・シャネルは
髪を切っている。
その理由を本人は「うるさいか
らよ」と言ったが、
シャネルがカペルの気持の変化、
心の揺れを察知していた時期だ。
「男に頼らないと生きてゆけな
女」との決別の儀式だった。
カペルは言葉ではなくその存在で、
シャネルに教えていた。
「裕福に生まれつく必要はない。
裕福になればいい。そして裕福
になれば自由が手に入るのだ」と。
男がほんとうに女に贈り物を
したいと思ったら結婚するものだ。
/ ココ・シャネル
恋における 信頼 確信
みたいなものは
ほんの気分で 変りもする
愛って たぶん ???と
!!!のきわどい勝負かもしれない
負けたっていいじゃない
自分の中で !!!と 思って
いる限りは
ずっと ??? で いるより
いいに決まっている
自 信のある女性は、平気で
人に甘えることができる。
人に甘えられないのは、そ
の人が強いからじゃない。
自信がないからだ。
強がっている人は、自信のな
い人なんだ。
たとえばケンカをした時、自分
から謝ることができない人は、
自信のない人だ。
自信のある人が、先に謝る。
人間というのは、みんな弱くて、
みんな強い。
強い人と弱い人がいるのでは
ない。
弱い部分のない人は、強い
部分もない人だ。
自信のない人は、甘えるのが
怖い。勇気がなければ、甘える
ことができないんだ。
物語のひとつが終わったのだ。
素晴らしい恋の物語だった。
しかしあの恋にも、何かが決
定的に欠けてしまっていたのだ。
何かめくるめくようなものが・・
・・・。
それは初めのうちは確かに在った
もので、歳月と共に、少しずつ、
しかし確実に色あせていったもの。
―神秘性―
貝殻をひろった
貝殻がきれいだったから
それをもって帰って机の上に
飾った
貝殻はずっとそこにあって
やがて私に忘れられた
そのように人をひろってきても
人はずっとそこにいないから
なかなか忘れ去られない
時には大いに被害をこうむった
りする
泣かされない恋なら覚悟もでき
ない
覚悟のない恋はガラスのない
窓だ
だれかに あいたくて
なにかに あいたくて
生まれてきた―――
そんな気がするのだけれど
それが だれなのが なになのか
あえるのは いつなのか
おつかいの とちゅうで
迷ってしまった子どもみたい
とほうに くれている
それでも 手のなかに
みえないことづけを
にぎりしめているような気が
するから
それを手わたさなくちゃ
だから
あいたくて
マティーニというカクテルが
ある。
ジンとベルモットで作るのだが、
通ほどこのベルモットの量に
こだわる。
つまり少なければ少ないほど、
”ドライ”。
粋というわけだ。
老舗のバーでは、大ぶりの
氷をベルモットで洗い、
そのベルモットの香りのする
氷をシェイカーにぶち込み、
ジンを注ぎ入れ素早くシェイ
クする。
きりっと冷えたものをグラスに
注ぐ。
うっとりとした工程だ。
マティーニに入れるベル
モットの分量というのは、
女の人がつける香水の
ようなもの。
香水の香りも少なければ
少ないほど粋なのだ。
耳の後、首、胸元、乳首、
手首、膝の裏と、
その日、自分が一番感じる
ところ一か所につける。
脈打ってなくても、カレが
口づけする箇所が基本。
全部点々と香水をつけたら
つけすぎ(笑)
強い香りの香水は、
部屋の中に香水をシュシュと
吹いておいて、その霧の中を
通りぬける。
そんなにはかなげにつけても、
ふとした拍子やすれ違いぎわ
に、微かに香るものだのだ。
そのはかなげな微かな残り
香りこそ、異性を弾きつける
のである。
詩や音楽が「精神的な化粧品」で
あるように、性もまた「精神的な
化粧品」であると思われます。
たのしいセックスができることは、
ダンスや歌がうまかったり、絵に
秀(すぐ)れていたり、
演技が上手だったりするのと同じ
ようにその人の教養であり、
才能でもあるべきです。