佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

汗と運の「玉の輿」マニュアル

2023-10-05 12:58:20 | 日記

※ナディーヌ・ロスチャイルドの言葉を 
ふと思い出した。 
「わたしは、夫と家で夕食を食べる 
時、一番きれいなドレスを着て、 
一番いい宝石をつけるのよ。 

だって、彼にきれいだと認めて 
もらいたいんですもの」と 
ナデーヌは言った。 

「あたしみたいに何もできない 
女はね、夫に捨てられたら死ぬ 
しかないものね」と女友だちは 
さらに言った。 

「この年でよ、無一文になるこ 
とを考えてよ。ゼロから始める 
ことを考えてよ。 

眼の前に老いがさし迫っていて 
よ、病気や死におびやかされて、 
たった一人で女が生きていく 
ことを思うと、ぞっとするわ」 

こういうかわいい女を、男は 
絶対に捨てはしないだろうと、 
その時私は思った。 

今、女たちがずいぶんつっぱ 
ていて、自立しているような 
ことを言うけれど、男にして 
みれば、 

つっぱり自立女は別れやすい。 

この女には自分がいなくても 
大丈夫だと思えば、他に 
大丈夫ではなさそうな女 
に眼がいくこともあるだ 
ろう。 

そういえば、最近離縁され 
た女には仕事があった。 

※ナディーヌ・ロスチャイルド  
貧しい家庭に生まれ、1歳半のときから 
義父と暮らす環境に育つ。 中学卒業と 
同時に家を出た後、町工場、印刷所、 
毛糸屋、画家のモデル、映画の端役、 
ミュージックホールのダンサーと 
職を転々とする。 

ある日、パリの小劇場で見つけた 
古いマナーの本が彼女を変え、後に 
ロスチャイルド・パリ家の大富豪、 
エドモン・アドルフ・ロスチャイ 
ルド男爵に見初められ結婚。


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去年より、恋がうまくなった。なんだかつまらない。

2023-10-05 12:56:28 | 日記

他人の痛みというものがわから
ない人間がたまにいる。
わからないのは、自分が痛い思い
をしたことがないからだ。

胃がしくしく痛んだ経験が一度も
なければ、しくしく痛む他人の
胃痛の不快さを想像しようとして
も、これは無理な話だ。

生まれて一度も病気になったこと
がない、お腹も痛んだこともない
し、頭痛も経験がないと言いきる
高齢の女流作家がいるが、

そのひとのエッセイを読むずっと
前に、彼女の小説を読んだことが
あるが、そのとき、この作家は
他人の痛みというものをぜんぜん
知らないのではないかと、

疑問を抱いたことを鮮明におぼえ
ている。

https://www.youtube.com/watch?v=hRwHvoPUfc4&list=RD9z3jCiCrsx0&index=4


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溶ける虹

2023-10-05 11:54:26 | 日記

名前を忘れてしまっても
顔を覚えてくれたらいいけれど、

心が傷ついている分、

 マスカラをいっぱいつけた。

https://www.youtube.com/watch?v=ZfosUp_CO14


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美人よりも、美しい人になってください。

2023-10-05 11:52:58 | 日記

男は、遊牧民だった。
けれど、羊も山羊も牛も
馬も犬もロバも飼っては
いない。

家族もいない。友だちも
いない。遊牧民はまった
くもって、ひとりぼっち
だった。


アーモンド色の瞳と、地図
のように広い背中と、ぶあ
つい手のひらの持ち主。

背中のまんなかまで伸びた
髪の毛には、銀色の白髪が
混じっていた。

きょうこそ、あの男に
好きといわせてやる。

杏子は握りしめたペンに
きりきりと力(りき)を入れた。




https://www.youtube.com/watch?v=xBSuxSQQkFE&list=RD9z3jCiCrsx0&index=


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「夢は枯野を」

2023-10-05 11:51:23 | 日記

旅に病んで 夢は枯野をかけ廻る 

私にとって芭蕉の辞世の句、心 
こそが旅人だと教えてくれた宝 
物のような一句である。 

一人旅を初めて経験したのは、二 
十代の半ば。その時、私は伊勢神宮 
を参拝し、志摩に泊まった。今でも 
明るい光に彩られた、晩秋の伊勢志 
摩の風景が目に焼き付いている。 

一人って、なんて気ままなんだろう、 
なんて解放感があるのだろうと、 
その時初めて一人旅の楽しさを知 
った。 

仕事場の机にしがみつきながら、 
ふっとため息を漏らす。旅に出たい 
などと突然思う。その思いが高じ 
ると、心が勝手に空を駆ける。 

美しい景色が目の前に浮かぶ。 
優しい人たちが笑顔で語りかけて 
くれる。 

そんな時、この句が心をよぎる。 
たとえ体は病んだとしても、心 
は千里を走り、野を駆け巡り、 
逢いたい人のもとへ飛んでゆく。 

そう、人間は無限の中に生きて 
いるのだと、この句は教えてく 
れる。 

夢のように過ぎていく人生もまた 
旅。多分、芭蕉はそう言いたかっ 
たのだろう。 

一生を旅の空で過ごした芭蕉の 
辞世の句と思えば感慨もまたひと 
しおだ。 

旅にも人生にも未熟な私はまだそんな 
心境にはなれないが、この句の中に 
旅の醍醐味と真実が隠されているよう 
で、思い出すたびに心がサワッと揺れる。


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伸び悩んでいる日々も髪は毎日伸びている。ワタシという生き物は、案外しぶとい。

2023-10-05 08:14:57 | 日記

死んだ女より 
もっとかわいそうなのは 

忘れられた女です 
マリリン/ ローランサン 

 

https://www.youtube.com/watch?v=m5Chxe89O6c

 

 

 


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「かくれんぼ」

2023-10-05 08:12:04 | 日記

 

昔の知り合いに、夕暮れ時の公園で、 
子供をぶらんこに乗せて遊ばせて 
いる若い母親を見ると、すごく色気 
を感じると言っていた男がいた。 

何で夕暮れなんだ、何で子供を遊ば 
せているお母さんなんだ、と尋ねる 
と、上手く説明できないけれど、 
気配じゃないかと、という答えが 
返ってきた。 

彼の説明だと、夕暮れ時は、太陽が 
闇に呑み込まれる直前に、自らの 
エネルギーを宇宙に放出し、それを 
気配に変える一瞬であり、幼い子供 
を見守る母親は、子を想う心が体か 
ら溢れ出し、愛情が慈しみにが、 

気配となって母親の姿を包み込むの 
だという。それらの気配がぶらんこ 
の揺れと一緒にそよぎ、辺りの空気 
を心地良く、艶かしいものにするの 
だそうだ。 

珈琲を飲みながらの何気ない会話だ 
ったが、妙に私の心に残った。 

人はセクシーとか色っぽいとかいう 
言葉を、ともすると特別なシチュエー 
ションのもとに置きたがる。でも案外、 
エロスはさり気ない日常の中に潜んで 
いて、私たちが心の耳を澄ませば、 

どんな瞬間でも感じ取れるものではな 
いかという気がする、エロスは悪戯 
好きな子供のように、隠れんぼが好き 
なのだ。 

追いかけると逃げるけれど、何気な 
く辺りを見廻すと、ふとまた目に 
つくのである。 

私の好みでいえば、一生懸命生きてい 
る人や、何かに集中している人の姿に、 
色っぽさを感じることが多い。 

昔の知人が言っていた“気配”とは、 
花における香りのようなもので、一心 
に、そして無心に咲いて、 
自然に漂うものなのかな、とも思う。


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