さぽつぴ日記

天然系主人・Sapo(娘)・Tsupi(私)の三人の生活を不定期更新中!

色へのこだわり

2020-04-17 16:19:54 | 俳句

仕事でちょっと面白い出来事があった。

ロゴのデザインだったのだけど、依頼してくれた方のこだわりどころが面白かった。

 

「ロゴの背景、チャコールグレーでお願いします」

と言われた。

「グレー(灰色系全般の意味)でお願いします」

と言われることはあっても、

「チャコールグレー」と色の名前で指定されるのは珍しい。

もちろん、私は「チャコールグレー」を知らないので調べた。

(いや、もちろん とか、どうだろう・・・)

 

・・・でさっそくチャコールグレーで作ると、

「このチャコールグレー、もう少し明るめでお願いします」

と言われた。

 

「チャコールグレーが明るくなったら、もうチャコールグレーじゃないよ」

 

と思いながらも、背景を少し明るい色に変えると、

「もうちょっと茶色に寄せてみてもらえます?」

と言われ、

さらに、

「もう少し思い切って明るめにしてもらえます?」

と言われた。

 

「OKです!このチャコールグレーでお願いします!」

と言われてできたロゴの背景は、もちろん、もうチャコールグレーではなかった。

 

 

もちろん、

「これはもうベージュグレイですよ」

などとは言わない。

できあがりに納得してもらえれば、チャコールと呼ぼうが、

ベージュと呼ぼうが、赤と呼ばれたって構わない(笑)

 

・・・と言うわけで、私は普段、色の名前なんて考えてはいない。

「グレー」は「グレー」でOK!

赤に寄っていようが、薄かろうが、濃かろうが、もう全部「グレー」って思ってる。

唯一、色の名前を考えるのって、俳句を詠むときくらい。

(仕事のときじゃないんかい・・・笑)

 

去年の夏、北大植物園でほおずきを見たときに、赤の違いにちょっと感動した。

そのときに詠んだ句。

 

鬼灯の赤緋赫と犇めけり

(ほおずきのあかあかあかとひしめけり)

またもや「見たそのまんま」の句(笑)

 

赤も緋も赫も、どれも「あか」と読むが、それぞれ違う色。

詳しい説明は、

 

・・・是非、調べてみて下さい・・・(笑)