今日は、タイトルの話しの前に、ひとことお礼を書きたい。
暑中見舞いや、マスクの型紙を使って下さった方々、
そして、そのお礼にと温かいメッセージを下さった方々、
ありがとうございますm(__)m
とっても、とっても嬉しいです!
メッセージに返信ができないのが心苦しく、
こちらでお礼させて頂きます。
本当にありがとうございます。
さて、海の日とホルモンの話し。
ついさっき、保冷便で荷物が届いた。
中身は、こちら↓
長万部(おしゃまんべ と読みます)のサン・ミート木村さんのホルモンとジンギスカンだ。
これ、北海道のラジオ局、STVラジオの『リクエストプラザ』からのプレゼント。
昨日は海の日だったけど、今、リクエストプラザでは、
「海をテーマにしたエピソードとリクエスト」を募集し、
採用された人には、ホルモンセット(前半2週間)か
オイスターセット(後半2週間)がプレゼントされる。
私は、ジンギスカンとホルモンさえあれば生きていける!
と言うほど、ジンギスカンとホルモンが好きだ。
そこで、ホルモンが食べたい一心で、エピソードを書き、応募したのだ。
いや、正確に言えば、スイカとサクランボ、
ケーキやドーナツもないと生きていけないかも知れないんけど・・・(笑)
エピソードは採用され、昨日、番組で読んでいただいた。
ひょっとしたら、北海道在住の方は、聞いて下さったかも知れない。
自分の書いた40年も前のエピソードなのに、
感情豊かなアナウンサーさんの声を通して聞くと、
まるで今そこで起きていることのように思い出され、
せつない気持ちになった。
せっかくなので(何が?・・・笑)、そのエピソードを、原文のまま下に貼っておこうと思う。
長いので、お時間があるときにでも、読んでみていただければm(__)m
小樽、帰りたいなぁ~・・・
<父との思い出>
私の海の思い出は、今から40数年前、私が小学校5年生の夏休みのことです。
当時、両親が別居していたため、我が家は一時的な父子家庭でした。
おまけに父は商売をしていたので、土曜も日曜も仕事で、
私は、海に行くことも、山に行くこともなく夏を終えようとしていました。
そんなある日、父が、
「次の日曜日は海に連れて行ってやるぞ!」
と言いました。
きっとどこへも行けない私をかわいそうに思ってのことだったのでしょう。
私は、嬉しくて、嬉しくて、日曜日を指折り待ちました。
ところが、待ちに待ったその日は、朝からバケツを返したような土砂降り。
父は、残念そうに、
「仕方ないなぁ。今日は諦めよう」
と言いました。
でも、私は諦めがつきません。
今日諦めたら次がないのはわかっていたからです。
「お父さんの嘘つき!」
と父を責めて泣き続ける私に、父はとうとう根負けし、
「よし!それじゃあ、海、行くぞ!」
と仕事用の軽トラックに私を乗せると、海水浴場へと連れて行ってくれたのです。
土砂降りの海水浴場は、もちろん父と私以外には誰もいません。
私は、一人で海に入ると、海水浴場を右から左、左から右へと、
何度も行ったり来たりして泳ぎました。
顔を上げても、どこまでが海で、どこからが雨の中なのかわからない土砂降りの中、
30分ほど夢中で泳いで、私は「はっ」と気が付きました。
「あれ?お父さんは?」
父は、砂浜でひとり傘を差し、土砂降りの中泳ぐ私を見守っていました。
私は急に申し訳ない気持ちになり、海から上がり、父のところに行きました。
すると、父はニコニコと、
「楽しかったか?」
と尋ねました。
私は、黙ってうなずき、父の差し出す傘に入り、軽トラックへと向かいました。
父が亡くなって15年過ぎましたが、雨降りの海を見ると、
今も父が傘を差し、そこに立っているような気がします。