なかなか面白い指摘です。
新自由主義政治経済が腐敗堕落し、各国において民主主義が危機に瀕しています。そのような歴史的背景を敏感に感じとり、宗教者としての考え方を表明する点で、稀有で優れた指導者だと思います。キリスト教、イスラム教、仏教などが何千年という時空を超えて何億人もの信者を抱え生き残ってきたのはこのような社会問題に対応してこれらの宗教、宗派が変化、ある意味で「適切に」対応をしてきたからではないかと思います。特に、現在のローマ法王はキューバとアメリカの関係改善などで歴史的な転換に大きく寄与しました。
<毎日新聞>ペットより隣人を愛せよ 警鐘鳴らす
ペットよりも苦しむ隣人を愛して−−。フランシスコ・ローマ法王は14日、現代人が猫や犬などのペットを偏愛するあまり、人間同士の連帯が時にないがしろにされていると嘆いた。
イタリアのANSA通信によると、法王はバチカンのサンピエトロ広場で開かれた謁見で、カトリック信徒らを前に「猫や犬には大きな愛情を感じているのに、隣人の飢えは手助けをせずに放っておく人をしばしば目にする」と述べた。
法王は、難民・移民やホームレスなどの弱者を助ける「貧者の教会」路線を掲げており、他人の苦しみを実感できない現代の「無関心のグローバル化」に警鐘を鳴らしている。
「憤怒の政治」防ぐ道
「政治的背景と理念は違うが暴言議論の主人公が有権者の支持を受けているのは長期的な景気低迷にともなう失業と中産層崩壊、これに伴う二極化の深化という共通点が作用した結果だ。 」
「憤怒した低所得・低学歴・白人有権者が移民者・少数系・女性をスケープゴートにしようとするトランプの扇動戦略に熱狂している」
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