閣僚に登用する時点で、このくらいのことが調査されていて分かっていないのかと思うほど、社会的常識とはかけ離れた政治感覚です。政党助成金を民主党、自民党はもらっていますが、もう片方の手で、政治資金を集めています。その政治資金を通じて、政治を操ろうとする企業経営者、資金提供者は金に執着する政治家を絡めとる構図が浮き上がっています。外国人からの政治献金禁止を自民党、民主党も賛成して法律で禁じながら、石破自民党幹事長、前原国家戦略担当大臣、今回の田中法務大臣と続いています。法律を自らが賛成しながら、守れず、次々と違法だと指摘されているのは、政治資金を個人献金だけとし、政党助成金を止めること、金のかかる選挙を変えること、小選挙区制度を止めて比例を軸にした選挙制度に変更することなどが必要です。
今回の田中法務大臣(?)大臣としての職務、死刑執行を行ったくらいでしかありません。そのくらい短期間でしかなかったのですが、このような政治資金上の問題点があり、暴力団と深いかかわりを持った人物が法務大臣であったことが間違いです。また、法執行をつかさどる行政機関の最高責任者にすえたこと自身が最大の問題です。こんなことを続けていれば、偽メール事件での検察、法務省の誤認逮捕、訴追事件もどこに問題があったかは闇に葬られてしまいます。民主党政権の堕落振りと、その混乱が一層官僚組織の唯我独尊を助長することになることを心配します。
<地に落ちた閣僚のモラル>
辞任する見通しとなった田中慶秋法相は職務に本腰を入れる間もなく、外国人献金や暴力団との過去の交際が次々と発覚し、弁明に追われてきた。拉致問題相も兼務しており、選挙区の横浜市民だけでなく、北朝鮮の拉致被害者家族らも「開いた口がふさがらない」とあきれかえった。
田中氏は19日午前9時過ぎ、法務省の幹部に「胸が痛い」と伝えた後、東京・赤坂の議員宿舎を車で出発。後部座席で険しい表情を浮かべ、報道陣の前を走り過ぎた。10時過ぎには都内の病院に到着し、報道陣から辞意を問われると、「辞めません」と否定した。
この日は午前中の閣議に出席後、法務省内で定例の記者会見に臨む予定だったが、閣議は欠席し、会見も急きょ中止となった。
田中氏は参院決算委員会を欠席するなど、18日から予定を二転三転させた。政権交代後の3年余りで法相は田中氏が8人目だが、同省幹部の1人は「こんな事態は今まで聞いたことがない」とあきれ顔。別の幹部は「これだけ問題が噴出しているのだから、大臣の座にとどまるのはもう無理だろう」と淡々と話した。
田中法相、辞任へ 政権運営に支障、事実上の更迭
外国人企業からの献金や過去の暴力団関係者との交際を認めた田中慶秋(けいしゅう)法相(74)が辞任する見通しとなった。田中氏は19日午前、体調不良を理由に東京都内の病院に入院した。野田政権は政権運営に支障があると判断しており、野党側の出方を見極めて事実上の更迭に踏み切る方針だ。
田中氏は当初、19日午前の閣議出席後に北海道月形町の月形刑務所を視察し、出席要求が出ている参院行政監視委員会を欠席する予定だった。だが19日朝、内閣官房や法務省が「体調不良につき、本日の閣議を欠席する」と発表。同日夕に予定されていた法相就任を受けた報道各社のインタビューも中止された。法務省によると、田中氏は19日朝に胸の痛みを訴え血圧が高かったため、病院で検査を受けることにしたという。
民主党の池口修次参院国対委員長は19日午前、自民党の脇雅史参院国対委員長に、田中氏が入院のため行政監視委を欠席すると伝達。藤村修官房長官は19日の閣議後会見で、同日朝に田中氏から検査入院のため閣議を欠席したいとの連絡があったとし、「大臣自身の進退については何も聞いていない」と述べた。
外国人企業からの献金や暴力団関係者との交際が週刊誌で報じられたことを受け、田中氏は内容を認めたうえで、12日の会見で「襟を正し、職責を果たしていきたい」と辞任を否定。周辺によると現在も自発的な辞任には否定的だという。
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今回の田中法務大臣(?)大臣としての職務、死刑執行を行ったくらいでしかありません。そのくらい短期間でしかなかったのですが、このような政治資金上の問題点があり、暴力団と深いかかわりを持った人物が法務大臣であったことが間違いです。また、法執行をつかさどる行政機関の最高責任者にすえたこと自身が最大の問題です。こんなことを続けていれば、偽メール事件での検察、法務省の誤認逮捕、訴追事件もどこに問題があったかは闇に葬られてしまいます。民主党政権の堕落振りと、その混乱が一層官僚組織の唯我独尊を助長することになることを心配します。
<地に落ちた閣僚のモラル>
辞任する見通しとなった田中慶秋法相は職務に本腰を入れる間もなく、外国人献金や暴力団との過去の交際が次々と発覚し、弁明に追われてきた。拉致問題相も兼務しており、選挙区の横浜市民だけでなく、北朝鮮の拉致被害者家族らも「開いた口がふさがらない」とあきれかえった。
田中氏は19日午前9時過ぎ、法務省の幹部に「胸が痛い」と伝えた後、東京・赤坂の議員宿舎を車で出発。後部座席で険しい表情を浮かべ、報道陣の前を走り過ぎた。10時過ぎには都内の病院に到着し、報道陣から辞意を問われると、「辞めません」と否定した。
この日は午前中の閣議に出席後、法務省内で定例の記者会見に臨む予定だったが、閣議は欠席し、会見も急きょ中止となった。
田中氏は参院決算委員会を欠席するなど、18日から予定を二転三転させた。政権交代後の3年余りで法相は田中氏が8人目だが、同省幹部の1人は「こんな事態は今まで聞いたことがない」とあきれ顔。別の幹部は「これだけ問題が噴出しているのだから、大臣の座にとどまるのはもう無理だろう」と淡々と話した。
田中法相、辞任へ 政権運営に支障、事実上の更迭
外国人企業からの献金や過去の暴力団関係者との交際を認めた田中慶秋(けいしゅう)法相(74)が辞任する見通しとなった。田中氏は19日午前、体調不良を理由に東京都内の病院に入院した。野田政権は政権運営に支障があると判断しており、野党側の出方を見極めて事実上の更迭に踏み切る方針だ。
田中氏は当初、19日午前の閣議出席後に北海道月形町の月形刑務所を視察し、出席要求が出ている参院行政監視委員会を欠席する予定だった。だが19日朝、内閣官房や法務省が「体調不良につき、本日の閣議を欠席する」と発表。同日夕に予定されていた法相就任を受けた報道各社のインタビューも中止された。法務省によると、田中氏は19日朝に胸の痛みを訴え血圧が高かったため、病院で検査を受けることにしたという。
民主党の池口修次参院国対委員長は19日午前、自民党の脇雅史参院国対委員長に、田中氏が入院のため行政監視委を欠席すると伝達。藤村修官房長官は19日の閣議後会見で、同日朝に田中氏から検査入院のため閣議を欠席したいとの連絡があったとし、「大臣自身の進退については何も聞いていない」と述べた。
外国人企業からの献金や暴力団関係者との交際が週刊誌で報じられたことを受け、田中氏は内容を認めたうえで、12日の会見で「襟を正し、職責を果たしていきたい」と辞任を否定。周辺によると現在も自発的な辞任には否定的だという。
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