こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

2024年6月の映画

2024-07-30 | 映画
もう6月どころか7月も終わってしまいますが、6月分がまだだったので今更ながら更新します。

6月に劇場で観て、気に入った作品をご紹介します。

たくさん観たはずなのに、おすすめは2本のみとなりました。

その分(?)どちらも素晴らしい作品なので、ぜひご覧ください。


◎入江悠監督『あんのこと』(日本、2023)

鬱映画との指摘もありますが、私はとても悲しい物語だと思いました。

実話ベースというのがより悲しい。

友人にすすめたら、実際に観て泣いてしまったと言っていました。

是枝裕和監督の『誰も知らない』と共通点のあるストーリーや描写です。

河合優実の鬼気迫る演技が見どころです。

佐藤二朗もリアルさが良かった。

早見あかり演じる役柄も憎たらしくて仕方なかったです。

ある登場人物の歌が聴けて嬉しいサプライズでした。

悲しいを通り越して悲惨な結末ですが、たくさんの方に観ていただきたい作品です。


◎ジョエル・ショーマカー監督『オペラ座の怪人』(アメリカ、2004)

劇場公開20周年を記念して、4Kデジタルリマスター版が公開されました。

私は4Kでは観ていませんが、それでも十分に傑作を味わうことができました。

歌唱シーンが多く、ミュージカル好きは満足できるはずです。

映像の利点を活かした演出が複数見られ、劇場版ならではの工夫に拍手!

141分と長いですが、まったく気になりません。

オペラシーンの衣装の華やかさ等、視覚的にも華やかで楽しいです。

一度の鑑賞では少々わかりにくい部分もあったので、何度でも鑑賞して理解を深めたいです。





2024年5月の映画

2024-05-30 | 映画
今月も、劇場で観た作品の中からおすすめを紹介します。

今回は1本です。

◎クリスティアン・ロー監督『リトル・エッラ』(スウェーデン/ノルウェー、2022)

サッカー大好きな小学生の女の子エッラが主人公。

子供目線の作品は本来あまり好みではないのですが、本作は優しくてあたたかくてホロリとさせられました。

友達となかなかうまく付き合えないエッラはトミーおじさんが大好き。

そのおじさんが恋人(男性)を連れて来たことで巻き起こる様々な出来事が描かれています。

エッラはふたりを別れさせようといたずらを仕掛けるのですが、それがひどすぎて見るに堪えないというレビューもちらほら。

個人的には、まあ映画だし!と思えました。

いたずらが子供だましレベルだったら、大人の鑑賞には堪えません。

とことんやらかしてくれたから、子供向けの作品にならずに済んだと思います。

エッラの得意なサッカーもうまく取り入れられていました。

それぞれのキャラクターも個性的でおもしろいです。

構成は王道かもしれませんが、良くできた脚本でした。

鑑賞後は満たされた気持ちになれます。

前向きになりたいときに観るのがおすすめです。





2024年4月の映画

2024-05-15 | 映画
毎月恒例の映画記事です。

2024年4月に劇場で鑑賞した作品の中から、ぜひ観ていただきたいおすすめ作品をご紹介します。

4月は、行きつけの映画館のうち1館の閉館後初めての月でしたが、これまでと変わらず本数を稼ぎました。


◎藤田直哉監督『瞼の転校生』(日本、2023)

大衆演劇がテーマの作品。

昨年、同じく大衆演劇を扱った『邯鄲の夢』がとても良かったので、期待して鑑賞しました。

結果、本作も素晴らしかったです。

主人公は、演劇の世界で生きていくことを既に心に決めている男子中学生です。

まっすぐな思いに心打たれました。

単なる友情とも呼べない、友達との関係性も絶妙に描かれ、素直に胸に入ってきます。

主演の松藤史恩さんが小動物のようにキュートで、いかにも舞台化粧が似合う涼し気な目元とすっきりした顔立ちでした。

大衆演劇の世界にいたら売れっ子になっていたことでしょう。


◎セルジオ・レオーネ監督『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』(イタリア/スペイン/西ドイツ、1966)

マカロニ・ウエスタン誕生60周年を記念して上演されていました。

私はイーストウッドファンですが、ドル3部作の中では『荒野の用心棒』しか観たことがありませんでした。

今回、夕陽のガンマンを2本鑑賞しました。

どちらかといえば、続の方が私は好きでした。

前作の続き物ではありません。

上映時間は178分もありますが、次々と場面が変わるので気になりませんでした。

間違いなく名作です。

エンニオ・モリコーネの音楽も素晴らしかったです。


◎山下敦弘監督『カラオケ行こ!』(日本、2024)

邦画でここまで笑えた作品は久し振りでした。

合唱部の男子中学生がヤクザにカラオケ指導をするお話です。

ふたりがお互いを変なフィルターで見ることなく、ひとりの人間として尊重して接していて、徐々に絆が深まっていくところが良かったです。

『瞼の転校生』にも出演していた聡実役の齋藤潤さんの歌唱が素晴らしい!

「紅」を聴いて泣きそうになったのは初めてでした。

後日、たまたま美容院にあった原作漫画を読みました。

シュールな感じで、原作の世界観が劇場版でうまく表現されていました。

原作にはないエピソードなども追加されていたようでした。

私のようにカラオケ好きであれば、きっと劇場版も楽しめると思います。



RAXY 2024.3(最終回)

2024-04-20 | beauty
届いてから1ヶ月経ってしまいましたが、RAXYの最終回をご紹介します。

お菓子の空き箱に入れて撮影しました。


◎アクアリッチ アクアハイライトローション(日やけ止めローション) 70ml(現品) ビオレUV/(日本製)

◎泡洗顔 ブライトアップ 180g(現品)/ビフェスタ(日本製)

◎オールデイ ボリュームアンドカールマスカラ ブラウン 10g(現品)/ミルクタッチ(韓国製)

◎ルミアグラス ベルベットライナー 01ブラウンブラック(現品)/ルミアグラス(日本製)

◎レチノール エキスパートリンクルコレクター 0.1% 5ml/アイオペ(韓国製)

◎サンシビオ ミセラークレンジングオイル&エイチツーオーD 5ml、10ml/ビオデルマ(フランス製)

◎モイスチャライジングローション(フェイス&ボディ用保湿乳液) 29ml/セタフィル(カナダ製)

◎Dr.G グリーンマイルドサンクリーム(日焼け止め) 10ml(韓国製)

◎Dr.G R.E.D BLEMISH クリアスージングクリーム(フェイスクリーム) 10ml(韓国製)

◎リードルショット100/300/700 サンプルセット/VT cosmetics(韓国製)


YouTuberのサラさんとのコラボ回。

韓国コスメ率の高さ、5ヶ月連続で日焼け止めを送ってくる謎バランス。

RAXYは最後までRAXYでした。

ミルクタッチのマスカラはなんだか本体パッケージがはがれかけているし……。

コロナ禍で旅行や外食の楽しみが制限され、別の楽しみをみつけようと始めたサブスク。

確か、2020年の5月頃からだったと思います。

SK-IIやシスレーの回は嬉しかったです。

最近は韓国コスメが増えてきていて、続けるかどうしようかと悩んでいたところでした。

メイクはどちらかと言えば好きな方でしたが、そこまでコスメに詳しくなかった私も、4年近くRAXYを続けたおかげで、自分でコスメを選べる自信がつきました。

今までありがとう!










2024年3月の映画

2024-04-11 | 映画
3月は忙しかったので、映画を息抜きにがんばりました。

忙しさのわりには多めに鑑賞できたと思います。

今回も、劇場で鑑賞して気に入った作品をご紹介します。

なぜか3本ともフランスが関わっている作品になりました。


◎カール・テオドア・ドライヤー監督『裁かるゝジャンヌ』(フランス、1928)

なんと、約100年前の作品です。

モノクロサイレント映画。

久し振りに、映画を観て衝撃を受けました。

100年前に既にこんなに完璧な作品があったのかと。

芸術の域に達していると感じました。


◎ドミニク・モル『12日の殺人』(フランス/ベルギー、2022)

あまり評価されていないのが不思議。

実在の未解決事件をモチーフにした作品です。

未解決なので、すっきりとは終わらないですが、淡々とした中にドラマ性があり、それぞれのキャラクターが立っていて良かったです。

『悪なき殺人』が好きだったなら楽しく観られると思います。


◎リュック・ベッソン監督『DOGMAN ドッグマン』(アメリカ/フランス、2023)

久し振りに、何回も観たい!と思える作品に出会いました。

犬とケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、まさに私のための作品です。

ほとんどのシーンにケイレブが出ていて、彼の演技を堪能できます。

本当に素晴らしくて、観ていてまったく飽きません。

もっとずっと観ていたかった。

アクションシーンは少なめで、ヒューマンドラマと言えると思います。

犬が傷付けられるシーンはないので、ご安心を。

グッズを買える映画館が近くになくてとても残念でした。

円盤化されたら買います!!