『さようなら』★★★☆☆
アンドロイドが映画に主演してしまうなんて、すごい時代になったものです。
人は大事なものとのつながりが絶たれたとき死を考えるといいます。
複数重なるととてもやばいそうです。
佐野さんは大切な息子とのつながりが絶たれて絶望したのでしょうか。
大切な友人と恋人をほぼ同時に失い、主人公のターニャは生きる気力を失ってしまいました。
そして自然のまま死を迎え入れる決意をしたのかなと思いました。
ゆっくりと死が人間を覆い尽くしていく映像はショッキングでした。
竹の花が咲くのは予想した通りでしたが、色は普通白だったような?
突然変異でしょうか。
ゆっくりと時間が流れる作品なので、時間が十分あるときに鑑賞するのが向いています。
『いしゃ先生』★★★★★
本当に良い作品でした!
爽やかに泣けます。
主演の平山あやさんは期待以上の演技をしてくれていました。
わかりやすいし、全年齢が安心して観られます。
平山さん演じる周子(ちかこ)先生のファッションが素敵でした。
というか、自分の選ぶ服に似ていた……。
ワンピースはちょっと私の趣味と異なっていましたが、襟つきのトップスにカーディガンを合わせたり、靴下を履いていたり。
私って、知らず知らずのうちに昭和10年代のファッションを取り入れていたのですね(?)。
診療所のインテリアも好きなテイストでした。
まだ着物姿だった村の人々に陰口を言われてもファッションを変えないところに、生涯独身を貫いた周子先生のプライドが見えました。
周子先生は結婚できなかったんじゃなく結婚しなかったんだよ、という描き方は、周子先生もみんなの心遣いを嬉しく思ったんじゃないでしょうか。
私は山育ちなので、山間部が舞台の作品はほっとします。
原風景っていうのかな。
テツandトモがチョイ役で出ています。
画面に登場しただけでお客さんの心を掴んでしまう力はさすが売れっ子芸人ですね。
『残穢 住んではいけない部屋』★★★★☆
中村義洋監督の作品は今まで数本観たけれどピンとくるものがなかったので期待しないで観に行ったら、案外良かったです。
ほとんど怖くないホラーだけれど、これで良かったのだと思います。
だって、本当に怖かったらきっとムリだから、自分のためにも怖くない方が良いのですよ。
小野不由美作品は背筋がゾクッとする怖さが特徴だと思いますが、映像表現での怖さ(ビジュアル)に頼っているところが大きかったので少し残念。
比較的最近の小野不由美作品では、『営繕かるかや怪異譚』の方が映像化に向いている気がします。
それでもこれだけおもしろかったのだからすごいと思います。
全体を通して音楽が少なくて良かったです。
変に歌とかなくてほっとしました。
謎の残る終わり方も好みでした。
ただ、最後の絵は中途半端で、最新の技術でもう少しどうにかなったでしょ。。
アンドロイドが映画に主演してしまうなんて、すごい時代になったものです。
人は大事なものとのつながりが絶たれたとき死を考えるといいます。
複数重なるととてもやばいそうです。
佐野さんは大切な息子とのつながりが絶たれて絶望したのでしょうか。
大切な友人と恋人をほぼ同時に失い、主人公のターニャは生きる気力を失ってしまいました。
そして自然のまま死を迎え入れる決意をしたのかなと思いました。
ゆっくりと死が人間を覆い尽くしていく映像はショッキングでした。
竹の花が咲くのは予想した通りでしたが、色は普通白だったような?
突然変異でしょうか。
ゆっくりと時間が流れる作品なので、時間が十分あるときに鑑賞するのが向いています。
『いしゃ先生』★★★★★
本当に良い作品でした!
爽やかに泣けます。
主演の平山あやさんは期待以上の演技をしてくれていました。
わかりやすいし、全年齢が安心して観られます。
平山さん演じる周子(ちかこ)先生のファッションが素敵でした。
というか、自分の選ぶ服に似ていた……。
ワンピースはちょっと私の趣味と異なっていましたが、襟つきのトップスにカーディガンを合わせたり、靴下を履いていたり。
私って、知らず知らずのうちに昭和10年代のファッションを取り入れていたのですね(?)。
診療所のインテリアも好きなテイストでした。
まだ着物姿だった村の人々に陰口を言われてもファッションを変えないところに、生涯独身を貫いた周子先生のプライドが見えました。
周子先生は結婚できなかったんじゃなく結婚しなかったんだよ、という描き方は、周子先生もみんなの心遣いを嬉しく思ったんじゃないでしょうか。
私は山育ちなので、山間部が舞台の作品はほっとします。
原風景っていうのかな。
テツandトモがチョイ役で出ています。
画面に登場しただけでお客さんの心を掴んでしまう力はさすが売れっ子芸人ですね。
『残穢 住んではいけない部屋』★★★★☆
中村義洋監督の作品は今まで数本観たけれどピンとくるものがなかったので期待しないで観に行ったら、案外良かったです。
ほとんど怖くないホラーだけれど、これで良かったのだと思います。
だって、本当に怖かったらきっとムリだから、自分のためにも怖くない方が良いのですよ。
小野不由美作品は背筋がゾクッとする怖さが特徴だと思いますが、映像表現での怖さ(ビジュアル)に頼っているところが大きかったので少し残念。
比較的最近の小野不由美作品では、『営繕かるかや怪異譚』の方が映像化に向いている気がします。
それでもこれだけおもしろかったのだからすごいと思います。
全体を通して音楽が少なくて良かったです。
変に歌とかなくてほっとしました。
謎の残る終わり方も好みでした。
ただ、最後の絵は中途半端で、最新の技術でもう少しどうにかなったでしょ。。