今月は休みが多かったため、たくさんの映画を鑑賞しました。
しかし、私の中の基準を超えたのは2本だけ……!
とりあえず紹介します。
◎ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督、リュック・ダルデンヌ監督『トリとロキタ』
緊迫感のある展開がとても良かったです。
特に、後半の逃亡劇。
素人を起用したとは思えない、天才子役を見ました。
トリ役の少年の演技力がすごすぎる……!
◎アリ・アッバシ監督『聖地には蜘蛛が巣を張る』
ダーク&シリアスな世界観が良かったです。
連続殺人犯サイードは実在し、事件に着想を得てヨーロッパで製作された作品だそうです。
舞台はイランですが、イラン映画ではありません。
私は北欧映画が好きで、アリ・アッバシ監督の『ボーダー 二つの世界』が良かったのでこの作品も鑑賞しましたが、ボーダーより気に入りました。
まともな殺人シーンがあるため、苦手な方はご注意ください。
海外作品の日本版チラシはだいたいダサいと思うのですが、この作品は素敵でした。
せっかくなので、基準は超えなかったものの良かった作品もご紹介します。
◎立川譲監督『BLUE GIANT』
音楽はとても良いです。
漫画原作のアニメ映画で、演奏シーンだけCGなのですが、動きが気持ち悪くてそれがものすごくマイナス。
◎ジャンチブドルジ・センゲドルジ監督『セールス・ガールの考現学』
モンゴルのイメージが覆されました。
サロール役で主演のバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルがとても魅力的。
この作品の魅力=彼女の魅力ですね。