8月に鑑賞した映画のまとめです。
その他、1日に2本観た日も多かったので、結果的に多くの作品を鑑賞することができました。
今回のおすすめは5本です。
◎カンパニー松尾監督『ドキュメント サニーデイ・サービス』(日本)
舞台挨拶付き上映にて鑑賞。
曽我部恵一さんが病欠だったため、田中貴さんのみ登壇されました。
昔仙台で開催されたイベントの話題などで盛り上がり、トークがおもしろったです。
映画の内容も、もちろん。
音楽ドキュメンタリーとしてバランスが良くマニアックすぎないので、幅広く楽しんでもらえる作品です。
全部網羅されていなくても、時系列のリリース作品紹介はファンには嬉しいし、ファン以外にも親切で良いので、個人的には好きなコンテンツです。
◎チェン・カイコー監督『さらば、わが愛/覇王別姫』(香港)
上映時間172分!
1993年公開の大作が4Kで蘇りました。
幼い頃母親に捨てられ、京劇の世界に身を投じることになった男の悲しい物語。
豪華な衣装やセットが目を引きますが、それだけではありません。
多様性も描いた30年前の作品で、当時としてはかなり踏み込んだ描写だっただろうなと思われるシーンも見られます。
妖艶で繊細なレスリー・チャンの演技が本当に素晴らしいです。
多くの人に一度は観ていただきたい大作です。
◎クリストファー・マッカリー監督『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』(アメリカ)
究極のアクション大作。
正直、ストーリーは至って普通レベル。
スタンドなしで主演をこなすトム・クルーズの超人っぷりを見せつけられます。
アトラクション的な楽しさのエンタメ作品で、163分の長さも気になりません。
絶対、続編も観たくなるはずです。
◎三天屋多嘉雄監督・脚本・主演『邯鄲の夢 三重芝居と四人の役者』(日本)
大衆演劇がテーマの珍しい作品。
あまり注目されていないのが不思議なくらい、脚本がよく練られている秀作です。
序盤のベタベタなコメディー展開は、落語の世界と思えば気になりません。
現実と演劇の世界が交錯し、どれがどうだったかふとわからなくなる瞬間があるけれど、それもまた心地良い、束の間の夢のような作品。
もっと多くの人に知られてほしいと心から思います。
◎ムニア・メドゥール監督・脚本『裸足になって』(アルジェリア)
まず警察が組織として腐っているし、その他いろいろ問題もあって、特に女性がアルジェリアで生きていくのは大変そうだなという率直な感想。
様々な困難に見舞われながらも必死に立ち向かい生きていくダンサーのフーリアのお話。
とても親しみやすい作品でした。
問題が解決したわけではないけれど、それでも生きていく覚悟を決めたダンスシーンは圧巻。
様々な世代の女性が魅力的に輝いていて、その華やかさは観ていてとても楽しかったです。
日本は、女性は若さにばかりクローズアップされがちなので、年齢関係なくその人自身の美しさを表現している本作はとても良いと思いました。
我ながらバラエティーに富んでいると思います。
たまには普段ほとんど観ないジャンルに挑戦したり、友達の意見を参考に選ぶのも新鮮な発見があって良いですね。
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