とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

浅草寺を散策

2010年05月08日 | インポート

Photo  先般、浅草の浅草寺を参拝した。雷門をくぐると仲見世商店街がずーと続く。250メートル位の狭い通りは、行く人来る人で肩がぶつかりあって、なかなか進むことが出来ない賑わいだった。通称「雷門」は、昭和35年に松下幸之助さんが寄贈して再建されたもので、中央に提げられている大提灯の下部に「松下電器」「松下幸之助」と記されている。ここを散策したのは修学旅行以来の気がする。仲見世は、日本で最も古い商店街のひとつともいわれ、江戸時代の初期に、浅草寺境内の掃除を任された近所の人々に、出店の許可が出され、露天が並んだのが始まりといわれている。関東大震災や、戦災で被災されてもすぐに復興し、昭和60年に百周年を祝ったと言われている。
 仲見世の通を抜けて、浅草寺本堂に向かうと、本堂の手前に浅草寺の山門「宝蔵門」がある。ホテルニューオオタニの創業者の寄贈によるもので、仁王門である。右に呵形、左に吽形の金剛力士像が安置されている。その裏門にわが県村山市奉賛会の寄贈による大草鞋が奉納されている。長さ4.5メートル、幅1.5メートルの大草鞋は、重さが500キロもあり、左右一対は、10年に一回更新されている。現在のものは2008年に奉納されたものである。伝統の重さ、技術の継承を思い知る時、胸を打つものがある。
 賑わう仲見世通りは、外国人の観光客も多く、心なしか店で買い物する人の少なさが、世相を反映しているのかも知れない。

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