とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

北海道のブランド

2010年09月10日 | インポート

011  商工観光常任委員会の県外視察は北海道に学ぶ事になった。山形空港の新千歳便の欠航が発表されて、まず自ら搭乗しなければ始まらないが原点である。50人乗りの小型ジェット機はほぼ満席だった。新千歳空港まで一時間足らず、速いものである。
 北海道は明治以来の開拓で現在の姿になった。山形県との縁も深く先人の苦労がいろんな形で残されている。人口は560万人で札幌に200万人が集中している。大地を生かした農産物、水産物、北の観光地として他を圧巻している。苫小牧を中心に工業の振興も盛んである。登別市の大和電機北海道は、産業用電子機器の設計と製造の会社であるが、昨年、パソコン画面をタッチするだけで、脳の健康状態を測定できる「タッチエム」を開発し、医療機器として認定できないか申請中と伺った。委員も挑戦、まあ合格点だった。
 野口観光グループは、傘下の多数の旅館、飲食店で使用する野菜は、自社の農業法人を立ち上げ生産を開始したというものである。規格品は市場に出し、規格外は自社使用し経営に役立てたい考え方であった。農場視察もしたが、農業の難しさはこれから分かるのかなと思えた。
 南樽市場は活気で溢れていたが、小樽という巨大観光地にありながらも、新しい市場も出来たり、駐車場問題も抱えながら、運営の悩みは大きいなと感じてきた。巨大な札幌駅ビルの10階に「札幌ラーメン共和国」があった。出来て5年目である。入り口に赤ちょうちんが2本下がり、一角の「共和国」は薄暗く、中には定員50人程度のラーメン専門店、八店舗がひしめき合っていた。全部の店が待ち行列でごった返していた。30分ほど待って食べた。酒田のラーメンのほうがずっと旨い。人口と企画宣伝力の違いが明暗を分けてしまう世の中である。

コメント
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