皆様のお蔭で、4回目の当選を果たすことが出来た。結果を見ると3千票の中に6人がひしめき合っていた酒田・飽海選挙区が、いかに激戦だったかが分かる。定数が5人なので、なんともし難い明暗に分かれた。選挙は候補者になってみないと分からない事がたくさんある。当選に向けて、たくさんの分野にたくさんの人がかかわる。真剣であればある程意見も分かれる。最終決断は候補者自身が責任者であり、孤独な世界でもある。
夜の9時半。「明日は午前11時に選車が中心商店街を通るので清水屋デパート前で街頭演説会をやる」と遊説部で決めた。選対本部長も承知してない事である。ばたばたと手分けして連絡を始めた。午前零時過ぎに連絡された人もいた。「何事か」と思ったというが、嫌な顔もせず「人を集めるよ」と言ってくれた。最終連絡は零時半だった。異常な緊張である。清水屋デパート前には300人程の人が集まってくれた。
私は街頭で「今度の巨大地震で安全安心のために国土軸は2本あるべき。それをはしご状に横断させる必要がある。一極集中は危ない。太平洋側に支配される物流構図は直さなければならない。酒田港が復興支援の中心になる。発電所も強化すべきであり、港があるからこそ可能なことだ。つや姫は海外に売ろう。世界のブランド米にすれば需要は無限だ。減反は減らせる」と訴えた。
得票結果は報道された通りである。24年前から支持して応援をしてくれた人が亡くなったり、高齢化はいかんともし難いが、それを乗り越えて得票できた事に心より感謝したい。一緒に頑張ってくれた選対の皆様に頭の下がる思いである。
当選祝いにたくさんの花を頂いた。胡蝶蘭とバラは家に持ってきた。毎日拝んでいる。