とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

未熟な柿の実

2012年09月30日 | インポート

001 「暑さ寒さも彼岸まで」猛烈だった残暑もようやくおさまり、朝晩に清々しさがある。庄内地域の稲刈りもあとわずか。刈り取られた稲わらの芳醇な香りが、田園を包んでいる。ふと見ると、庭先の柿の木に小粒で未熟な柿が、申し訳なさそうに「成熟まで待って」と実をつけていた。
 未熟といえば政権政党の未熟さに、国民はあきれている。マニュフェスト論争で党内抗争に明け暮れ、負け組が大量離党をした。それ自体を批判するつもりはないが、その後だらだらと離党議員の発生に合点がいかない。
 有権者の清き一票は国政のかたちに投じたものであり、私たちの代弁者としての義務を負っている。言い換えると私たちの権利をはく奪し、私的に都合よく行使と言える。
 県議会議員を辞職し、国政を目指した人がいる。より地域の発展を訴えることに期待し、県議会は一議席の空席を皆で補った。その結果今度は県議会の空席を埋めるために、酒田市議会が一議席空席になった。申し訳ないとは感じないのだろうか。
 今度は、国会議員を辞職して市長に立候補したいと言う。おびただしく建てられた総選挙向けの野立て看板。誰が設置したのか、その方たちの心が分かっているのか。どう考えても不条理である。
 もっと言えば、その大義が分からない。選挙に負けそうだったからだとすれば、あまりにも有権者を馬鹿にした事だ。筋を通す勇気は、政治家の根幹である。わがままにもほどがある。

コメント (1)
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