とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

保安林を守りながら日沿道は進む

2014年06月11日 | インポート

Dsc00426 全線開通が急がれる日本海沿岸東北自動車道が期待通りの工事進捗が見えない。原因はベースになる予算が減額されている事にある。その理由は、どうやら復興予算に重点配分されている事と東京オリンピック関連工事のプライオリティの高さにある様に思える。
 いつも後回しにされる日本海側インフラは、人口集積が少なく経済効果が少ないとデジタル数値がはじき出す結果、現状に甘んじる事に至っている。「鶏と卵」ではないが、沿線に暮らす住民は、明るい未来志向で、大都市との繋がりも発展の鍵と思ってる。地方の時代などとおだてる前に、国の責任で道路をつなげて欲しい。
 そんな中、平成21年に整備計画が決定され、事業着手された「酒田みなと~遊佐」間12キロの工事現場を視察した。この路線は、庄内砂丘を国道7号線と併行して伸びる路線である。砂丘は先人が飛砂から暮らしを守るため植林された人工林である。風の通り道と指摘されていたこの箇所は、地元要望で70mのボックスカルバーとし、上に土砂を盛り植林をして、防風林を再現する事になっている。
 保安林を守ることと、利便性の向上は難しい選択ではあるが共生の道を探りつつ一歩前に進めて行かなければならない。

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