次世代のエネルギーは水素であると言われて久しい。代表的な使用方法は燃料電池である。酸素と化合すれば電気と熱になる。電気はあらゆる便利なエネルギーに変換するので、無限の価値がある。熱も利用形態は制限されるものの、無害で利用方法はいくらでもある。
先般、愛知県の豊田市を訪れた。次世代のエネルギーを活用し未来の社会システム構築に向けた「とよたEkofuru Townn」は、無理なく無駄のない低酸素な暮らしをめざした、環境先進都市のモデルエリアで、都市から中山間地まで各種の体験する事が出来る。
スマートハウスもあったが、やっぱり水素ステーションは興味があった。燃料電池自動車に水素ガスを充てんするスタンドである。水素は爆発するイメージが強いが、見た目異様な感じはない。燃料電池自動車500キロ走れる水素ガスを充てんするのに3分で終わると言う。
次世代の自動車と言われる「みらい」に試乗させてもらった。エンジン音がないので静なのは当たり前だが、加速性が抜群であると言う。豊田市に「ふるさと納税」すると、約一日この「みらい」に乗る事が出来る仕組みになっている。まだ量産出来てないので、価格と普及にはたくさんの課題がある。それこそ未来である。
私は、燃料電池機関車が作れないのか。ディーゼル機関車に置き換えられたら面白い展開になるとも思った。ただ、水素を作る技術が問題であることも事実である。電気分解で水素と酸素を固定化できれば、水素は無限にある。電線のいらない社会が来るかもしれない。