とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

山形県の空港事情

2017年06月18日 | 日記

  

 山形県には県管理の空港が2つある。昭和39年に山形空港は開港し半世紀を超えている。ピーク時の平成3年には年間搭乗者が74万人を数えた。その後、山形新幹線開通の影響などで東京便の減便や福岡便、大阪便、名古屋便、札幌便の運休や機材の小型化等により利用者数は激減し、平成23年以降は11万人台で推移していた。
 山形空港存続に危機を感じた県や関係自治体が、大胆な優遇策をとり、東京便の増便や名古屋便の再開などが功を奏して、平成26年から再び登場者数が増加し、平成28年には25万人を超えるまでに伸びた。
 一方、山形空港より遅れる事20年。1県1空港の原則を破って庄内空港が開港したのは平成元年である。空港誘致は困難を極めたが県を中心に関係者の努力が実って実現できた貴重な空港である。「陸の孤島」と揶揄された庄内は、ようやく近代化され企業立地が進み始めた。
 一時、年間搭乗者数が40万人まで伸びた。その後の低迷で平成18年に新千歳便、19年に伊丹便が廃止となり東京便のみとなった。
しかし、東京便は好調で、平成19年にナイトスティの実現により1日4便に増便され、更に今年の夏季便から大型便の就航となり、昨年の年間搭乗者数37万以上が期待されている。
 山形空港には多額の補助金が投入されている。一方の庄内空港は違う。東京便のみ全日空だけのフライトでの実績である。大型機材は貨物も積める。山形県農産物輸出の起爆剤となり得る

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