とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

米価下落が総選挙に影響

2021年10月16日 | 日記

 米価の値崩れにコメ農家の悲鳴が聞こえる。総選挙を直前にして農家の投票行動に影響しそうな気配がある。
 米価の下落はコロナ禍による外食産業のコメ需要が激減し、在庫の積み上がりと、今年は豊作の見込みが重なり、さらに余剰米が膨らんでいることにある。昨年も同様の理由で値下がりしている上に、更に今年の値下げ幅は格段に大きくなった。
 山形県で6割作付けされている「はえぬき」のJA全農山形県本部の概算払いは、昨年が800円の値下がりで、今年は更に2200円の値下げとなった。2年間で3000円も値下がりした概算払いは、60kg当たり9500円で1万円を割り込んでいる。お手本となるべき大規模農家ほど痛手が大きく、農業の根幹が揺らいでいる。
 農村票は一般的に保守票が多いと見られている。その土台が揺るぎ始めている上に、政治の信頼も失われている。農業の生産額そのものは微々たるものだが基幹産業と位置付けられ、国土保全や安全保障、環境保全に大きな役割を担っている。
 そのベースとなるコメ農家を維持するのが政治の役割と思う。

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