とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

大雪の中、河川工事

2022年02月05日 | 日記

 酒田本港で直接日本海に注ぎ込んでいる県管理の二級河川新井田川は、山居倉庫の側を流れ市街地をゆったり北上している。市民のオアシスとして沿線自治会の美化運動も活発で、桜並木の満開は圧巻である。
 昔は、貸しボートで賑わったものだが、今は高校の部活で時々カヌーの練習風景が見られる程度だ。中心市街地に入るためたくさんの道路が必要で、新井田川には無数の架橋がある。ここから眺望する鳥海山は映える。
 新井田川は市街地を3キロほど北上し、東へカーブして3キロほどの短い川であるが5本の支流があり、3700haの水田を涵養し役目を終えた水を海に返す役目を担っている。雨水もいったん水田で貯水して排水口から新井田川へと流れる。
 庄内平野の勾配は千分の一と言われている。川の流れがゆったりしている。そのため河道への土砂堆積が多く、浚渫が必要となる。放置すれば雑木が生えたり、マコモの増殖で洪水の原因になる。
 河川管理の予算は圧倒的に少ない。放置すれば災害との背中合わせとなる。治水は国の基であり政治の基本である。
 そんな中、新井田川の支流「寺田川」で堆積土砂の撤去工事が大雪の中始まった。少しでも前進である。

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