とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

洋上風力発電基地港湾の工事始まる

2024年10月05日 | 日記

 化石燃料に頼らない日本の電力をどうして確保するのか。日本の未来に向けた大きな課題である。海に囲まれた日本は陸上風力発電に比べて、制約が少ないことから設備の大型化が可能な洋上風力が注目され事業化が進んでいる。効率的にクリーンなエネルギーを大量に発電できるメリットが魅力である。
 洋上風力発電は風車の大型化が日々進んでおり、ブレードの長さが100mほどで、高さが200m以上にも及び、タワーの重さが一基あたり400トン以上になると見られている。そのため、洋上風力発電導入の促進には、設備の設置や維持管理のために必要な一定の耐荷重や長大な資機材を取り扱う事が可能な規模を備えた背後地と港湾機能が不可欠である。また、洋上風力は事業期間が20~30年の長期に及ぶことから、継続的に港湾施設の利用ができるかが事業者にとっては重要なことになる。
 国土交通省は酒田港を「海洋再生可能エネルギー発電等拠点港湾」として位置づけ、遊佐沖、酒田沖の洋上風力発電への一歩を踏み出した。それに合わせて、県は外港地区国際ターミナルの西側に浚渫土砂で作られた12ヘクタールの敷地の護岸工事を強化し、関係施設への整備に着手した。
 酒田港は今後、洋上風力発電の基地として大事な役目を担う事になる。

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