とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

屋根を葺き替えた国宝・羽黒山五重塔

2024年10月12日 | 日記

 20年振りに屋根の吹き替えが終わった国宝・羽黒山五重塔にお参りにいった。さすが羽黒山、平日にもかかわらず参拝客は途切れることなく続いていた。駐車場には全国からのナンバープレートが並んでいる。真剣に柏手を打ちお参りをする方もおられ圧倒されそうな荘厳さだった。
 国宝・羽黒山五重塔は平安時代の承平年間(931~39)に平将門が創建したと言われている。現在の塔は室町時代(1372~74)に再建されたものである。高さが29mで屋根は薄い柿板をずらして重ねる柿葺きの手法が使われている。耐久性が比較的に高く、水はけがいい特徴から、積雪や湿気の多い羽黒山の気象に適している手法である。ふき替えは20年間隔で行われており、今回は2002年以来となる。今回は昨年の5月から工事を始め、積雪3mも積もる冬季間を除いて、10ヶ月かけて完成したものである。
 山門から五重塔まではアップダウンの石段が続いている。そんなに長い距離でもないが、若い時は平気だったけれど、この歳になると休み休みである。行きかう参拝客と「こんにちわ」とあいさつを交わしながら無事終えた。

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