Nonsection Radical

撮影と本の空間

本屋は

2011年03月09日 | Weblog
たくさん本がある事だけが良い本屋じゃない。
その中から自分にあった本が見つけられるかが大切だ。
どんなレイアウトかも大切。
整理整頓も大切。
近頃は店員さんも忙しいらしく、平積みの本が崩れていてもそのままにされている事が多い。
なぜか積まれた本が崩れているのが我慢出来ず、ついキチンとそろえて積み上げてしまう。
ところが行く棚ごとに崩壊した・・・崩壊した・・・
なんと言えばいいのだろう?
平積みの本が積み重なったものを。
業界用語はあるのか?

平積みが崩れた姿はコーナー部に多い。
これは膝やカバンなどが当たってしまうためなのだが、ぶつけても知らぬ振りで行く人も多い。
そうやって「秩序」が崩れた本を元に戻していくのだが、次第にそれが目的となって、本を揃えるために棚を移動したりする。
ふと気づいて作業を中断するのだが、どうも気になるのは変わらない。
そういう本屋は良い本屋ではない。

たくさんあっても、どれも目に入らないで、目がチカチカするだけで探せない本屋もある。
私的には三省堂本店がそうだ。
そういう場所では良い出会いがない。

かといって在庫がそろっていないと困る。
文庫本でも数年前のはないというのでは話にならない。
単行本をとまではいわないが、文庫本ぐらいはストックしておいて欲しい。

新刊本だけではなく、既刊の本と出会える本屋は良い本屋。
こんなのがあったんだと巡り会えたら本好きにはたまらない。

本屋とは合コンの関係なのだろう。
新しい出会いを求めて出向くが、自分も選ぶし相手も選ぶ。
うまくカップルになれれば良い本屋。
そういうマッチングが本屋にはあると思う。
コメント
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