Nonsection Radical

撮影と本の空間

洗脳教育

2011年12月02日 | Weblog
家人から通勤電車内で毎日読んでいる本を読み終わったとの連絡。
思った以上に面白かったようだ。
当然である。
面白い本を紹介しているのだから。
処分するようにと置いてあった本の数冊を抜き出して読んでみたら思った以上に面白く、どうしてもっと早く紹介してくれなかったのかと批難されたが、いつもそこかしこに本を置いてあったにもかかわらず、手に取る事もせずにいたのは誰だと思ったけれど、少しずつ面白さを教えてあげようとおすすめの本を送ってやる事にした。
読書の楽しさを知らせるには、新たな別の世界を見せるのではなく、世界を拡げるような本を読む方がいい。
そのためには、自然科学や歴史、ミステリーなど少しずつ織り交ぜて、知らない間に感じる世界を拡げる作戦が必要だ。
最近数冊おすすめした本は、40年以上前のルポルタージュだったが、当時はこんな本を読むのはアカであると言われた。
しかし読書感想を訊くと、全然そんなものではないと言う。
全然そんなものではない事に当時から気づいていたので、やっと時代が追いついたと思った。
かといってそんな本ばかりでは、おすすめする方もつまらないので、少しずつ現代的な本も紹介しようと思案した。
なにしろ小説と言えばロシアの文豪の本しか読んでいないと言うのだから、大時代的なものから大衆的なものへの変革を迫る事になる。
まあ、やはり捨てるために置いてあった佐々木譲の警察小説を面白かったというのだから、十分大衆的ではあるのだけれど。
短編のアンソロジーを何冊かと、歴史の話、軽い現代小説をみつくろって送る事にしよう。
通勤時間に読める程度の内容で、わかりやすく、面白く、頭がスッキリするような話を。
気がつくと、次の新しい話を読みたくなり、次へ次へと・・・
そうやって読書への洗脳教育を進めていくのだ。


京都市南区西九条 Part2
コメント
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