Nonsection Radical

撮影と本の空間

知っていても読んでいない

2012年01月12日 | Weblog
「城の崎にて」
志賀直哉の小説ですね。
もちろん読んでいません(笑)
行った事もない。
だから昔とどう変わったか知らないのですが、現在はどうなんだろうと興味がわいて、行ったわけです。
いわゆる観光地としての温泉は、バブル崩壊前後で様相が激減したとは想像出来るのですが、その後の「神武以来の好景気」を経て、再び不景気と言われる時代に入っているのですけど、どうなっているんだろうと思ったんですね。
ひょっとすると閑散としているのではないかと思ったのですが、動画の通りの状態です。

また、温泉地の住宅はどうなっているんだろうと興味を持ったので、路地を歩き回ったのですが、なかなか興味深いものでした。
その動画はまたそのうちにアップ出来ると思います。

京都から電車で行ったのですが、冗談のように同行者がたくさんいました。
城崎と言えば温泉とカニ料理。
貧乏なsatoboにはとても手に負えない豪華な組み合わせを満喫しようとする人達が、普通列車(各駅停車、快速)に乗って何時間もかけて行くのです。
もちろん特急も城崎へ行くのですが、「あえて」重い荷物を持って、時には立ち詰めで、何度か乗り換えて普通列車で行く理由が理解出来ませんでした。
車窓の風景を楽しむ、なんてこともなさそうでした。
途中下車して近辺を散策するということもなさそうでした。
乗り換えの時には、座るために荷物を抱えてダッシュする光景が繰り広げられました。

それが現在の日本の経済状態なのだと納得したので、どうこう思わないようにしましたが、印象的ではありました。
また現在の城崎の街の様子を眺めて、観光地に現れるであろう経済状態を確認するという”当初”の目的もある程度達成出来たと思います。

でも、次は特急列車に乗って、ユックリと数泊し、日本海のカニを味わい、温泉に何度も浸かるような旅にしたいと思います。
温泉も、カニも無縁で、駅前で親子丼(650円)を食べて、数時間の滞在で帰ってきましたから。


城崎町 王橋から木屋町通り
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする