Nonsection Radical

撮影と本の空間

保守か保守化か

2013年02月19日 | Weblog
オッサンの話だから古い名称、わからない名前など出てきますが、当局は一切関知しません。
どうしてナウなヤングだった人がある時点からオッサン、オバハン化するんでしょうねぇ。
かなり以前から思っていたんだけど、バブルの頃、スナックやラウンジで散々飲みまくり、カラオケを歌いまくっていた(サラ)リーマンが、それまでポップスを歌っていたのに、ある時から急に演歌を歌い始めたんですな。
「サザン」から「さざんかの宿」みたいなもんです。
演歌が悪いと言っているんじゃないですよ。
受け手の問題を言ってるんです。

そして言動がオッサン化一直線なわけですよ。
これは元々保守的だったのが時代に浮かれて軽薄短小なポップスなどを口ずさんでいたけれど、”ニッポンの心”に戻っただけなのか、オッサン年齢に達した結果、保守化して”温故知新”に目覚めたのかどちらなんでしょうかね。
そして自覚はないようなんです。
せいぜい「俺も昔はやんちゃしてよぅ~」程度なもんです。
それからは演歌オッサン一筋、アリスみたいなもんですよ。
それってありなのかよ。
なんのためのアメリカ教育だったんだよ。
民主化はどこに行ったんだよ。
農地解放は、婦人参政権はどうしたんだよ。
てな不満を持ったんですよ。

他人の事はそうやって言えるのだけど、自分の事になると、柏木由紀と柏木由紀子の区別はつかないし、AKB48よりSPEEDの方が詳しい時代遅れのオッサンなんだけど、急に演歌を歌いだす事はしません。
元々歌っていたけどね。
昔は演歌なんてジャンルはなかったんですから。
歌謡曲です。
すべて歌謡曲。
東海林太郎も美空ひばりも歌謡曲。
あとはグループサウンズ、フォーク、ロック、ニューミュージック、ラップと細分化されて時代が進んできたんですから。
だからある時点で自分の思考を止めてしまうと、時代に取り残されてしまい、価値観が合わなくなってくるんだね。
でもそれでイイのか?
後戻りしてイイのか?
時代に文句を言うからオッサン、オバハンと言われるのではないのか?
自分が一番良かった時代が一番良い時代なら、そのまま進歩と調和はしなかったのではないのか。
世の中が進んだという事は、昔が今より変えなくちゃイケナイ時代だったからなのではないのかな。
だったら時代と共に自分の考えも更新していくべきだろう。
今の時代はぁ・・・なんて泣くのがイヤなら、さあ歩け~




ゆたか商店会 東京都品川区


京都市右京区嵯峨北堀町
コメント
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