Nonsection Radical

撮影と本の空間

真夜中の作業

2013年02月23日 | Weblog
毎日新聞のウェブサイトで東電福島第一発電所の放射線漏れに関する記事があった。
3月12日に原子炉容器内の圧力を下げるためにベントを行なったが、その開始前から放射性物質が漏れだしていたというものだ。
この記事を目にして、今更?と思ったのは、確かそんなデータが当時あったなぁと記憶していたからだ。
3月11日の地震発生時に関西でも揺れを感じ、その後は仕事そっちのけで(苦笑)情報収集していたのだ。
ラジオとウェブサイトを”監視”し、特に福1の状況が伝わってからは東電のサイトでプレス発表を見続けていた。
数時間置きに状況が発表され、発電所内の放射線値も伝えられていた。
それをずっと見ていると、ある時急に数値が上がる事が何度か繰り返された。
その中でいくつかはニュースなどで理由を取り上げられていたが、そうでないものもあった。
それがベント前の急上昇に当てはまる。
記事では午前5時頃からとあるが、実際は発電所内では4時頃から上昇し始めている。
そしてベントが成功したという時刻には、実は放射線値は上がっておらず、その後に上昇している。
その時間のズレをどのように思っているのかはわからないが、発表資料ではそうなっている。
でもさぁ、今更10キロ圏内の各地域のデータがわかったと言っているけど、当時どうしてこのデータを見て何も思わず、報道もしなかったんだろうね。
メルトダウンなどしていないと発表されていたけど、実際の数値を見れば放射性物質が漏れている事など明白なのに、あの時の報道では何も触れなかった。
各社から出ている原発報道に関する総括本で、もう一度あの時の状況をどのように書いてあるか確認してみようと思う。
今回の記事とデータのズレの原因を知りたいから。
幸いな事にまだ東電のウェブサイトでは、当時のデータが残されているので、見てみたい人はここからどうぞ。
だれか分析してくれないかなぁ。




三段の滝からの眺め 相模原市南区


三条太秦繁栄会 京都市右京区
コメント
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