ゼロからの見直しを
3日、9月定例秋田市議会が開催され、市長説明で新庁舎建設について「本体設計を変更せず」あくまでも3度目の入札を実施すると明言しました。現行計画の総事業費130億円に収めるため「資材や設備のグレードを落とし」本体建設以外の工事費用を抑えるとしています。しかし、市民からは「建設は賛成だが、設計変更も検討すべきではないか」「中央公民館はいらない。もっと実用的に」との声が聞こえてきています。基本的な考え方は一切変えず、単価の増減や入札方法だけを視野に入れた進め方は、これまで議会で議論を軽視するものにほかなりません。市長は、もっと根本的な検討をするべきです。今後、県・市連携の文化施設、(仮称)泉新駅などの大規模事業の課題も目の前にして、税金の使途が問われます。ゼロからの見直しが必要です。