コロナよりも大きな問題

最近はシニア層の入会が多いです。
先日のスポルテックでいくつかの業者さんとお話した時も全国的な傾向でコロナ禍で激減したフィットネス人口もシニア層とジュニア層を中心に回復しているという話をしていました。
コロナで一時期はジムに行くのを止めたという人も多かったですが、私は特にシニア層はコロナを恐れるよりはフレイルになる事の方が大きな問題ではないかと思っています。
高齢者の運動不足による問題にはサルコペニアとフレイルがあります。
この二つは混同して使われる事が多い言葉ですが、厳密な意味合いは違います。
簡単に言えばサルコペニアとは身体機能が低下した状態の事ですが、フレイルとは身体機能の低下以外に精神機能や社会性の低下も含まれた概念です。
ジムでトレーニングするという事は筋力アップや身体機能向上は当たり前ですが、それ以上に生活リズムや日常の楽しみとしてという部分が大きいと思います。

最近入会されたご夫婦が「ジムに来るのが毎日楽しみです。」と嬉しいお話をしてくれました。
80代のご夫婦なのですが、だんだんいろいろな事が出来るようになってきてジムでおしゃべりするのも楽しいです。
来年は15周年という節目の年なので、今後に向けてもっと広義な意味での健康増進という方向のジムづくりをやっていこうといろいろ考えています。