パスカル、叡智の呟き
人間は考える葦である。
クレオパトラの鼻。
それがもう少し低かったら、地球の表面はすっかり変わっていただろう。
人間というのは概して、自分の頭で見つけた理由の方が、
他人の頭の中で発見された理由よりも、深く納得するものだ。
人間にとって、完全な休息の中にいながら、
情念ももなく、仕事もなく、気晴らしもなく
神経を集中させることもない状態ほど耐えがたいことはない。
二つ行き過ぎ。
理性を排除すること、理性しか認めないこと。
人間は小さなことに対しては敏感であるが、
大きなことに対してはひどく鈍感なものである。
これこそは、人間の奇妙な倒錯のしるしである。
新聞の記事より
画像は保田川に架けられていた橋