NHKの朝ドラで 純ちゃんの母親が もあい でお金を集めたシーンがありましたよね~
NHKのHPでも そのお金の集め方が けっこう話題になってるみたいです。
一種の互助会みたいなものですかね。
地方によっては 呼び方が違うので その時は気づきませんでしたが
突然 我が若かりし頃を 思いだしました。
夫は脱サラしたくて 頑張って国家資格を取得したのですが
実務ができないので 同業者の所で働かせてもらうことになりました。
2年間安月給で!とは言えません。
零細業者が多いこの業界 将来 商売仇になる若者を 気持ち良く迎えて 仕事を教えてくれ
気持だけとはいえ お給料まで下さる。 そんな人はそうそう居るものではないです。
もちろんその間 私もパートの仕事を探しました。
元々が勤勉で頭が良い夫は たちまち仕事を覚え お客さんからも可愛がられて2年経った頃
独立しないか?僕の仕事は全部君にやってもらうし 独立資金も貸してあげよう。
天にも昇る気持ち とはこのようなことを言うのじゃないでしょうか。
仕事の多いお客を引っこ抜いて独立。 ずいぶん悩んだとは思います。
その頃は 同業者さんの身内の人も勤務していたこともあり そんなこんなで 快く送り出してくれました。
独立資金は 宮古で言う もあい ですね。
多分15人くらいを 独立を勧めた人が集めてくれ まとまった資金を手にすることができました。
事務所を借りる 備品を揃える 電話を敷く 当分の生活費
お金は あっという間に無くなりました。
翌月から 1人1人に返しに行くのは 私の役目。
皆さん気持ち良く 若いからこそ何とかなる 頑張りなさいと 励ましてもらうほうが多かったですね~
恵まれた環境で 脱サラできた者もそうそう居ないでしょうよ。有難いことでした。
でも 仕事がない時は 家賃の支払いにも困ったりしました。
そんな時は 独立を勧めてくれた 神様のような人に泣きついて 何度も助けていただきました。
若いってことは 怖いもの知らずというか 周りが見えてないっていうか 厚かましいというか
(夫が28 私が25の時です)
大きな借金して 大型の機械を購入する際も 保証人までお願いしました。
いやな顔ひとつしない 本当の神様でしたね~。 私達にとっては!
すでに この世の人ではありませんが 実の親よりも もっともっと大切な人でした。
私達がもっと老人になって あの世へ行ったら 真っ先に会いに行きたい人ですね。
そんなことを 色々と思いださせてくれた朝ドラでした。