日々日々日記

過去の事 現在の事織り交ぜて
淡々と綴ります。

運命の人4番目は

2017-06-04 07:51:58 | 自叙伝

毎日の生活がガラリと変わったのは言うまでもない。

家にいた頃は日曜日は思いっきり寝坊していても

母はなにも言わなかったし、内職の手伝いを強要された事もない。

要するに連れ子という目の上のタンコブが

居なくなって少しは平和になった家で

多少のさざ波を起こし始めているのに 戦々恐々としていたのかもしれない。

ボスの目が行き届く所での生活は、母も安心して子育てできて

お金の苦労が無くなったことは大きかったと思う。

それでも、じっとしているのが苦手な母は ミシンの内職も始め

何を思ってかリスを飼いだして世話をしていた。

心の平静を取り戻したのかな?

(全然かわいくないリスでね、人が寄って行ったらキバを向けた(^_^;)

 

運命の人として4番目は

ボスの女将さんに!

黙って家族を受け入れてくれたボスにしたいところだけど

女将さんがいてこその一族郎党だったと思うので。

私は失礼ながら「おばさん」と・・・

まるで母親代わりのおばさんからは

経営者の妻としての姿を見た。

夫を支え、従業員を大事にし

出入りの米屋さん酒屋さんクリーニング屋さんで

働く人たちのへの心付けも怠りなく

地区の人たちとの付き合いも大切にする

部屋の掃除の仕方、電話の取り方、接客の仕方

さまざまな事を見よう見まねで覚えた。が

料理だけは一切手伝いしなかった。後片付けだけ!

何のためのお手伝いさんなんやら(笑)

おかげで未だに料理ベタでいる^^

もしも、ここでの生活が無かったら、今の私は無いかもしれない。

将来に向けての人生勉強の時だったのかもね。

 

4年制の最後の1年はここから通った。

2つの路線を乗り継いでだから帰宅は10時

いつも待っていてくれてご飯を出してくれた。

私が無事卒業した暁にはさぞほっとされたろうね。

私は性格的にのほほんとしているので

おばさんの苦労なんか知る由もなかったけど

私がいた3年間この家のためになったのかって言えば

多分なってなくて迷惑ばかりかけていたと思う。

成人式も 嫁入りもここから出してもらった幸せ者だ。

コメント (6)
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