日々日々日記

過去の事 現在の事織り交ぜて
淡々と綴ります。

運命の人との出会い・・③

2017-06-06 22:53:10 | 自叙伝

一週間の内 1日か2日は授業時間の少ない時があった。

本当は一目散に帰って

おばさんを早く休ませてあげないといけないのに

帰りたくなかった。

時間がたっぷりある日は、レコード屋さんに寄ったり本屋さんを覗いたり

何回か誘われて駅前のパチンコ屋にも・・・(笑)

4年生に進級する前に何人かは学校に来なくなった。

夜勤のある人はとくに続かなくて

確か入学時より1組少なくなったような?

何かしらいつも優しい言葉をかけてくれていた男子がいて

その人と下駄箱で出会うと

田舎へ帰る事にした。自分は今日で辞めるけど

アンタは絶対卒業してな!

またいつか会えるといいね!

とくに好きとか嫌いとかの感情は無かったけど

暫く胸に穴があいたような気がしていた。

(10年位前に同窓会で出会った、同じように優しかった)

 

電車通学し出して半年くらい経った。

摩訶不思議なカップルに秋風が吹いてる噂がチラホラ・・・

私は2路線繋ぎで

カップルの男子生徒のほうは3路線

一番遠くから通学してたようだ。

ある日、その彼がプラットホームの柱にもたれていた。

いつもならその後ろを素通りするんだけど

その姿が余りに寂しそうだったので

すれ違いざま「元気無いね!」と声をかけた。

びっくりしたように振り返った彼の反応は?

はっきり覚えてないけど

それからはたまに話しをするようになった。

彼女とうまく行ってないのを聞いたりもした。

学校と通学道路では知らぬ者同士みたいで

電車に乗り級友が全部下りてから

残り10分間位だけど色々話しするようになった。

 よほど馬が合うのか

話す事に事欠かないくらい毎日毎日おしゃべりした。

彼は私が電車の中で最後に下りる友達とバイバイするまで

隣の車両で待ってくれるようになった。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする